ニューヨーク市の市長候補たちが2021年6月の市長選挙を目指して、予備選挙の準備に動き出しています。選挙運動を正式に開始した候補者の一人、カーティス・スリワ氏を取材しました。
カーティス・スリワ氏はニューヨーク市のペン駅で正式に選挙運動を開始しました。スリワ氏は犯罪防止のために40年前に設立した、夜間ニューヨーク市を巡回する組織ガーディアン・エンジェルスの創設者です。彼は「ニューヨーク市を救おう」というスローガンを掲げて立候補しています。
ニューヨーク市長候補(共)/カーティス・スリワ
「犯罪が全く手に負えぬほど酷い状態だという一点では、私たちは皆同意できる」
スリワ氏は、削減された警察予算を復活することで、ニューヨーク市をより安全にしたいと考えており、また他の方法でも警察を支援し、緊密に協力すると約束しています。
同氏と警察の関係は、これまで必ずしもつねに良好なものではありませんでした。ガーディアン・エンジェルスが1979年に創設された当初、警察はこのアイディアを支持しませんでした。
ニューヨーク市長候補(共)/カーティス・スリワ
「ニューヨーク市警(NYPD)は我々の友人ではない。私は76回も留置所に叩き込まれた」
同氏は過去40年に亘るニューヨーク市の路地での経験や、警察との交渉経験を踏まえて、実務型の市長になるだろうと述べています。
ニューヨーク市長候補(共)/カーティス・スリワ
「そして、毎日地下鉄に乗る市長が誕生する。写真撮影のためだけに、地下鉄に乗車する市長とは違う」
彼が掲げる他の優先政策は、ビジネスと観光をニューヨークに取り戻すことと、地下鉄をきれいにすることです。スリワ氏は、ジュリアーニ氏、ブルームバーグ氏に続いてニューヨーク市を救う、3人目の共和党市長になると述べています。