不況に加え治安も最悪 シアトルを離れる零細企業

ワシントン州シアトル市は、中共ウイルスの流行や犯罪の急増などの影響により、経済回復の兆しが見えない状況下にあります。最近、ある中小企業のオーナーが新唐人記者に「市当局は警察の取り締まりを妨害し、混乱を放置している。だからシアトルを離れることにした」と語りました。

以前、シアトルの街は活気にあふれていました。しかし現在、中共ウイルスの流行や犯罪の急増により、店の窓ガラスは板で覆われ、入居者募集の張り紙が貼られている店もあり、哀愁を帯びた雰囲気が漂っています。

自動車修理工場を経営しているマクダーモットさんは、カーテンダーショップのオーナーの一人です。彼はシアトル当局の警察活動を軽視し、警察組織を縮小しようとする姿勢が、21年間営業を続けてきた地元キャピトル・ヒル地区からの撤退を決意させたといいます。

自動車修理業者 ジョン・マクダーモットさん
「シアトル市は職務責任を全うしていない。私たちが払った税金は何の意味もない」「いわゆるキャピトル・ヒル自治区が出現していなければ、顧客基盤がここにあるので、私たちは留まり続けただろう」

ANTIFABLM(Black Lives Matter)の暴力的なデモの後、シアトル当局が地元警察向けの予算を削減し続けており、シアトル市の犯罪率は急上昇しています。マクダーモットさんは、自分の店が強盗に襲われたり、火をつけられたりして、大変な思いをしていると語りました。

自動車修理業者 ジョン・マクダーモットさん
「911に通報すると、いつもその場しのぎで”対処に向かいます”と言われ、結局来ることはなかった」「警察の保護も消防署の保護もなく、警察署に犯罪を通報しても誰も来ない。何の保護もない」

マクダーモットさんによると、複数回も強盗を働いたある犯人が逮捕されたが、シアトルの「キャッチ・アンド・リリース」政策により、すぐに釈放されたといいます。

3月11日の時点で、新唐人記者は犯罪の増加による企業の移転について、シアトル市議会からの回答は得られませんでした。

 
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