エリック・スウォルウェル下院議員が、中共の女性スパイに籠絡され情報収集に協力していた疑惑をめぐり、下院少数党院内総務がスウォルウェル氏を情報特別委員会から追放するための新たな決議案を提出しました。
ケビン・マッカーシー下院少数党院内総務は、エリック・スウォルウェル下院議員を下院情報特別委員会から追放するための決議案を提出しています。
マッカーシー氏は、「スウォルウェル氏は中共スパイの疑いがもたれている女性と関係があったため、米国の最高機密を扱う委員会で活動する資格はない」と指摘しています。
さらに、スウォルウェル氏は中共スパイとの関係に関する報道について否定していないと指摘しています。
昨年末、米ニュースサイトAxios(アクシオス)は、スウォルウェル氏が中共のスパイと疑われているクリスティーナ・ファン(方芳)と、2011年から2015年まで数年間に亘って交際していたと報じました。
ファンは、スウォルウェル氏の選挙活動のための資金調達を手伝い、さらに彼のオフィスにインターンを送り込んでいました。
スウォルウェル氏は、2013年に下院議員になり、2015年からは下院情報特別委員会に所属しています。
一方、スウォルウェル氏はマッカーシー氏の決議案に対し、「新マッカーシズムだ」と反発しています。
スウォルウェル氏は、報道が行われた当時Axiosに対し、2015年以降ファンとは連絡を取っていないと語っていました。
ナンシー・ペロシ下院議長は先日、スウォルウェル氏について懸念は抱いていないと述べていました。下院で、いつこの決議案の採決が行われるかは不明です。