元駐日米国大使「米国はアジアの同盟国と協力して中共に対抗すべき」

テネシー州の共和党上院議員で元駐日米国大使のウィリアム・F・ハガティ氏は、新唐人テレビのインタビューで、アジアにおける中共の脅威について指摘し、米国はアジアの同盟国と協力して中共に対抗すべきだと語りました。

ハガティ議員は、中共は南シナ海の航路を支配することで、この地域の航行の自由を脅かしていると分析しました。

ウィリアム・ハガティ米上院議員
「毎日、米国海軍は、この地域で活動し、公海での航行の自由と輸送の自由を維持している。中国(共)は領有権のデタラメな主張を維持するために世界で最も忙しい航路に人工島を建設した。彼らはその位置にいることで、貿易をコントロールし、地域に影響を与えている。地域で悪質なことができ、世界の人々がその影響を被る。我々はこの地域で強くならなければならない。中国(共)は攻撃的で略奪的な姿勢でいる。軍事的にも外交的にも経済的にも長年に亘ってだ」

ハガティ氏は、米国は台湾との同盟を強化すべきだと述べています。

ウィリアム・ハガティ米上院議員
「台湾は我々の同盟国であり、可能な限り緊密な関係を保つ必要がある。今、香港で起きていることを見るといい、中国(共)はすべての約束を反故にしている。香港の民主主義を破壊している。台湾の人々は非常に憂慮している。それに加えて、中国(共)は軍事的な攻撃を仕掛けてくる。バイデン政権移行の空白期間を利用して、彼らの攻撃性を強化している。我々は強硬姿勢を取るべきだ。中国(共)は強い米国を認める。この点で弱気になる事はない。勿論今、後退る事もできない」

ハガティ氏は、米国は中共の覇権と対外拡張に立ち向かわなければならないと呼びかけています。

ウィリアム・ハガティ米上院議員
「彼らは覇権者だ。彼らはそのためにこの地域に進出し、世界経済に進出しようとしている。そして、我々は立ち向かい、彼らに責任を負わせなければならない」

ハガティ氏は、バイデン政権に圧力をかけて、アジアに対し強硬政策を実施するよう促すと述べています。

ウィリアム・ハガティ米上院議員
外交上の観点から、バイデン政権の行動には非常に失望している(アジアでの)我々の軍事的影響力を維持するために引き続き現政権を支援し、促し、圧力をかけていく。米国の強さを維持するために経済を活性化させ続け、真に労働者の利益を守るのだ」

NTD Japan

 
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