バージニア州の二つの郡が昨夜決議案を採択し、良心の囚人に対する中共の臓器強制摘出を非難しました。現在、中共の残虐な人権侵害を阻止しようと、米国民が、世界的な取り組みに参加しています。
ここバージニア州スポットシルバニア郡では3月23日、郡の管理委員会が良心の囚人に対する中共政府の臓器強制摘出を非難する決議を採択しました。中共が臓器移植産業に臓器を供給するために、良心の囚人を殺害してきたことは、ここ10年の間の報道で暴露されています。臓器強制摘出の対象となった人たちの多くは、法輪功学習のように、信念のために迫害された人々です。
バージニア州在住、中国出身/チュンヤン・ワン
「私の夫は迫害で亡くなった。私の家族は破壊され、私はビジネスを奪われた」
中共による臓器強制摘出の犠牲者は数十万人に上ります。チュンヤン・ワン氏は法輪功の学習者であるというだけで、7年間投獄されましたが、幸いなことに、臓器狩りの犠牲になることは免れました。
バージニア州セイラム(独立都市)管理委員会委員/デボラ・フレイザー
「人の人生にとって大切なものを奪うために、人を犯罪者に仕立て上げるなんて、人道に反するのだ」
そこで、現在、スポットシルバニア郡の監督委員会は、 良心の囚人に対し国家ぐるみの臓器強制摘出が、今なお中共政府により実行されているとして、法輪功に対する迫害を、最大限の強い言葉で非難する事を決議しました。
そして、日を追うごとに益々多くの米国人がこの非人道的行為に反対する立場を表明しています。
バージニア州リー郡ヒル地区管理委員会委員/ゲイリー・スキナー
「立ち上がり、毅然として声を上げ、「止めろ」と言おう」
スポットシルバニア郡は、バージニア州で中共の人権侵害に反対するこの種の決議を採択した9つ目の郡です。
バージニア州バークレー郡管理委員会会長/ケビン・マーシャル
「このような問題を見過す。わけにはいかない。まず地方レベルで運動を起こすのだ。そこから道が開けてくる。バージニア州では様々な草の根運動が大きな成功を収めているので、この運動も、うまく行く事を願っている 」
米下院はすでに決議案343号を可決しましたが、まだ上院で審議されるには至っていません。しかし、連邦レベルでの取り組みが再び活発化してきています。複数の下院議員が、いわゆる臓器強制摘出阻止法案を超党派で提出し、ケビン・マッカーシー下院少数党院内総務も支持を表明しています。
バージニア州リー郡ヒル地区管理委員会委員/ゲイリー・スキナー
「国が、米国務省が臓器強制摘出を阻止しようとする人たちを支援するために、何かしてくれると期待している」
そして、この動きは米国だけにとどまらず、国際的な取り組みも進んでいます。例えばイスラエルは、同国の臓器取引・売買ガイドラインに抵触する国で臓器移植手術を受けた場合、保険会社がその費用を負担することを禁止しています。ですが、運動に関わる人々は、今なお続いている残虐行為と戦うために、更なる国際的取り組みが必要だと語っています。
ワシントンD.C.法輪大法協会広報担当/ショーン・リン
「基本的状況として、法輪功学習者に対する中共の生体臓器強制摘出は、今なお続いていることだ」
法輪大法の広報担当者は、WHOのような組織が、中共と結託して世界を欺いており、世界の指導者はこの現実に目を閉ざしてはならないと述べています。地方や連邦レベルでも、次々とこの種の決議案が採択され、今後の大きな変化に期待が寄せられています。
NTD Japan