3月24日、マイク・ポンペオ前米国務長官は、テキサス公共政策財団(Texas Public Policy Foundation)のオンラインフォーラムに参加し、視聴者と交流を行いました。中共の脅威にどう対処するのかについて、共産党のイデオロギーを認識することが鍵であると強調しました。
ポンペオ前国務長官は、中共の影響力の拡大に対処するには、共産党のイデオロギーを認識し、「人権」という概念を理解することが非常に重要であると述べました。
マイク・ポンペオ前米国務長官
「米国は常に、政治を行う上で、最も重要なのは人間であると考える。性別や地域、人種で分けられたグループではなく、人間や家族であると考えてきた」
ポンペオ氏は、人や生命への尊重という伝統的な概念とは異なり、中共が人権と呼ぶその本質は、権力であると指摘しました。
マイク・ポンペオ元米国務長官
「中共はマルクス・レーニン主義の観点から人権を定義し、それを中国の特色を備えた社会主義と呼んでいる。中国の特色ある社会主義とは人々のことではなく、それは権力であり、影響力と腐敗、そして、共産党が支配し続けるための力だ」
先日のアラスカで行われた米中会談についてポンペオ氏は、バイデン政権は米国の価値観を守らなかっただけでなく、中共のいわゆる「米国衰退論」の虚偽のプロパガンダに抵抗することもしなかったと指摘しました。
マイク・ポンペオ元米国務長官
「今の政権に強く勧めたいのは中共に「ブラック・ライブズ・マター」があなたたちの政権の中心であると言われたら、あなたたちの政権の中心はマルクス・レーニン主義のイデオロギーだと反論すべきだ。中共のプロパガンダの世界中への拡散を制止すべきだ。そうでないと、同盟国の中での我々の立場や影響力が弱まり、マルクス主義や社会主義の思想に対抗するための同盟関係を築く上で大きな問題となる。中共はこれをもって、次世代を支配しようとしている」
バイデン政権が掲げる「気候変動」政策の問題で協力を求めるために、中共に妥協するかどうかについて、ポンペオ氏はこう答えました。
マイク・ポンペオ元米国務長官
「おそらく彼らはその方向に向かっているだろう」