1か月以上にわたりビッグテックに排除されていたオンライン・ソーシャルメディア・プラットフォーム「Parler」は、2月15日、新たなプロバイダーを迎えて再開しました。
Parler社の暫定最高経営責任者(CEO)マーク・メクラー(Mark Meckler)氏は、エポックタイムズのインタビューで、Parlerは言論の自由を支持しており、暴力を扇動する急進左派は文明社会に大きな危険をもたらすと述べました。
ソーシャル・メディア・プラットフォーム、パーラー(Parler)の復活について、暫定最高経営責任者(CEO)のマーク・メクラー氏は、FacebookやTwitterはユーザーの言論を厳しく検閲しているが、パーラーは言論の自由を支持しているため、ユーザーに歓迎されていると述べました。
パーラー(Parler)社の暫定CEO/マーク・メクラー氏
「彼らは(パーラーの)復活を喜んでいる。多少の不具合や問題があっても人々はトライし続けている。検閲されないプラットフォームがついに登場したからだ。人々は、FacebookやTwitterへの投稿にとても敏感になっている。ついに解放されたのだ。言論の自由を守るプラットフォームがあり、自分たちの発言が検閲される心配をしなくていいとわかったからだ」
パーラーは1月6日の議事堂乱入事件を受け、暴力的なコンテンツに対する検閲が不十分だとして、アマゾン社によって1か月以上サービスを停止されていました。 メクラー氏は、ビッグテックに支配されない、言論の自由を支持するプロバイダーを慎重に選んだと述べました。
パーラー(Parler)社の暫定CEO/マーク・メクラー氏
「これはパーラーがビッグテックから独立していることを意味する。ベンダーとプロバイダーはパーラーに属していないため、私たちが技術的に完全に外部から独立しているわけではないが、私たちのすべてのパートナーが言論の自由を実践している。協力企業のCEOたちと話したが彼らが「目覚めた暴徒」を怯えることはない」
左派は、パーラーは極右翼メディアであるといいますが、メクラー氏は「パーラーは多様な見解を支持している」と反論しています。
パーラー(Parler)社の暫定CEO/マーク・メクラー氏
「左派は、我々を特定のカテゴリーに押し込めようとしている。彼らは言論の自由を尊重しないからだ。彼らは、我々のプラットフォームでの議論を人々に聞かせたくないのだ。プラットフォームの理念は皆を歓迎することだ。今はプラットフォームにトランプ前大統領もバイデン大統領もいないが、プラットフォームは両者を歓迎する」
メクラー氏はまた、ビッグテックが1月の議事堂乱入事件をパーラーの責任にしたことにも反論しました。メクラー氏は、ビッグテックが政治的、ビジネス的な利益のためにパーラーを排除したと述べました。
パーラー(Parler)社の暫定CEO/マーク・メクラー氏
「これは政治的一撃だ。実際はビジネス的一撃だ。理由は2つある。一つは言論の自由への抑圧だ。彼らは人々がオンラインで好きなように発言できるという考えが嫌いでその理念に反対なのだ。2つ目は、ビジネス上の脅威だ。我々は他のSNSとは全く異なり、ユーザーデータから利益を得ることをしない」
米国では現在、「目覚めた暴徒」と名乗る一部の急進左翼が暴力的活動をネット上で呼びかけると同時に、実際に実行しています。メクラー氏は、これらの行動は文明社会に大きな危険をもたらすと指摘しました。
パーラー(Parler)社の暫定CEO/マーク・メクラー氏
「これはネット上に存在する。暴力的集団心理であり、社会としてこの種の検閲に反対することがとても重要だ。言論の検閲だけではない。(暴力的集団心理は)人々を解雇させ、文明社会から排除させる等、文明社会生活の中でこれこそが本当の危険だ」
また、メクラー氏は、米国が言論の自由の抑圧を許し続ければ、世界の言論の自由が失われると警告しました。
パーラー(Parler)社の暫定CEO/マーク・メクラー氏
「我々が生活するこの世界では、ネット上での言論がますます制限されている。それを許し、意見の多様性を封じ込めてしまうと我々は共和国を失うことになる。ここ(米国)は世界における言論の自由の本拠地だ。米国でそれを失えば」
NTD Japan