中共ウイルスによる武漢での死者は本当は何人ぐらいだったのでしょうか?複数の情報源から推測すると、実際の死者数は中共政府が公式に発表した数よりも多いと思われます。
中国では、旧暦3月に先祖の墓参りをし故人を偲ぶ清明節を迎えます。ソーシャルメディアに投稿された写真には、墓参りをする多くの武漢市民が写っています。
匿名希望の武漢市民
「私は1週間前に家を出たのだが、まだ渋滞を抜け出せないでいる。これほど多くの人が墓地を訪れるなんて、今まで見たことがない」
インタビューに応じてくれた人の中には、中共当局者の報復を恐れて匿名を希望する人もいました。
匿名希望の武漢市民
「信じられないほど多くの墓が武漢市内にできている。以前は(お墓を)ほとんど見なかったがしかし、今はこんなにも多い、私はそこに行ってきた」
パンデミックによる中国での本当の死者数は未だ不明ですが、ある中国在住の元弁護士は諸々の事実に照らし合わせれば自ずと明らかだといいます。
中国在住元弁護士のLai Jianping氏
「今年墓参りする人の数は例年よりはるかに多いのだ。去年あるいは2019年12月から今までに起きたことの中で、最も劇的だったのはパンデミックだ」
英国の医学専門誌ランセットに寄稿された最新研究は、この状況を明らかにしています。同研究は、武漢の住民を対象とした長期血清有病率の調査から、2020年の4月には、武漢市民の6.9%が中共ウイルスに感染し、そのうち82%は無症状であると導き出しました。
武漢市民の住民1100万人の6.9%、つまり、約76万人がウイルスに感染したということです。この数字は当時政府が発表した公式の数字をはるかに上回っています。公式発表によれば、当時武漢の症例件数は約5万人に過ぎず、湖北省全体では7万件に満たないのです。
昨年、YouTubeやTikTokに公開された動画にも、葬儀場の前に並ぶ参列者の長蛇の列が映し出されていました。昨年4月17日、武漢市当局は死者数の公表値を修正し、3869人と発表しました。約4千弱だといいます。しかし、ラジオ・フリー・アジアの報道によると、昨年葬儀場が遺族に引き渡した骨箱の数は4万を超えています。
今年は4月4日に清明節を迎えますが、この日、多くの中国人が故人を偲ぶことでしょう。
NTD Japan