米国では飛行機の搭乗や映画館の入場の際に、ワクチン接種済みの証明書を呈示しなければならなくなるかもしれません。現在、ホワイトハウスがワクチンパスポートのガイドラインを作成中であることを確認しました。
中共ウイルスワクチンの接種証明書となるワクチンパスポートが、丁寧な議論が行われぬまま、米国で現実化するのではないかと思われます。バイデン政権の対策チームは、どのようにワクチンパスポートを取り扱うべきかを定める民間企業のためのガイドライン作成に取り組んでいます。
ホワイトハウス・中共ウイルス対策本部上級顧問/アンディ・スラビット氏
「私たちにとって重要なことは、この接種証明書に一定の基準を設けることだ」
ホワイトハウス・中共ウイルス対策本部上級顧問のアンディ・スラビット氏は、その基準として、人々がワクチン接種のデジタル証明(ワクチンパスポート)を確実に入手できるようにする事と個人のプライバシーが確実に保護されることだと述べました。しかし、どのような事業者がワクチンパスポートを要求できるかについては言及しませんでした。
4月より、ニューヨーク州では、『Excelsior Pass』(エクセルシオール・パス)というワクチンパスポートの発行が開始されました。これは、IBMの協力下でニューヨーク州が認定した優遇パスです。スタジアムや劇場などのイベント会場から使用が始まります。
英国エディンバラ大学の倫理・科学コミュニケーション特別研究員のサラ・チャン博士はエポックタイムズの番組で、この問題は、複雑になる可能性があると語りました。
エディンバラ大学特別研究員/サラ・チャン博士
「どの国でどのワクチンが承認されているのか?どの製薬会社がどこの工場で製造したのか?いろいろ相異が生じてきている。どのワクチンを接種したかによって、異なるパスポートが発行されるようになったら、つまり、「世界規模の不利」の新たなカテゴリーを生むということだ。人々を、生物学的に二級、三級市民へと区別する。これはきわめて憂慮すべき事態だ」
ワクチン接種を希望しない人々はどうなるのでしょうか?宗教上の例外は認められるのでしょうか?米国のどの州が事業者にワクチンパスポートの使用を義務付けるのでしょうか?この問題については解明すべき疑問点が多すぎます。
NTD Japan