米超党派議員が中共への臓器強制摘出阻止法案を提出

超党派の両院議員は、中国の強制臓器摘出に反対する戦いに打って出ました。NTDは4月9日、テキサス州のブライアン・バビン共和党下院議員にインタビューしました。ブライアン・バビン議員は、中国共産党の責任を追及する時が来たと述べています。

超党派の議会は3月初旬、世界中の強制臓器摘出や人身売買と戦うために、強制臓器摘出阻止法案「Stop Forced Organ Harvesting Act」を両院に提出しました。

この法案が可決されれば、米政府は世界中の強制臓器摘出に関与した個人と政府関係者の責任を追及し、制裁を科すことができるようになります。

そして、数十年にわたる中共の犯罪に対して、米国は沈黙を破ることになります。

テキサス州共和党下院議員/ブライアン・バビン
「中国共産党に対して毅然とした姿勢を示し、この非人道的な残虐行為の責任を追及すべき時が来た」

中国で良心の囚人に対する強制臓器摘出が行われている明白な証拠があるにもかかわらず、中共政権はこれを長い間否定してきました。

テキサス州共和党下院議員/ブライアン・バビン
「私たちが目にした強制臓器摘出とは、政治的・宗教的な反体制派の人々の身体を利用して、党(中共)の資産と利益に変える行為だ」

人道犯罪に対する調査・裁定を行う独立民衆法廷が、2019年6月ロンドンで開かれ「中国では法輪功学習者を臓器の『主要な源』として、国家公認の強制臓器摘出が大規模に行われている」との結論が下されました。

国際人権弁護士であるデービッド・マタス氏はNTDのインタビューで、この結論に疑問の余地はないと語りました。

同氏は、権力を維持するために脅迫を行い、支配者への崇拝を強制するのは中国共産党の本質だと指摘しています。

国際人権弁護士/デービッド・マタス
「中国共産党は、権力を掌握して以来、大規模な残虐行為を続け、数百万人の罪なき一般人を殺戮してきた」

これまで議会で数々の公聴会が開かれ、強制臓器摘出を非難する決議は多くありましたが、法律として成立したものはありませんでした。

この新法案は、その針路に向けた重要な一歩であると人権擁護支持者は見ています。

 
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