中共が再度香港大紀元印刷工場を破壊 「決して退かない」

香港では国家安全維持法の施行後、言論の自由も押しつぶされつつあります。12日の早朝、香港大紀元の印刷工場に暴徒4人が侵入し、印刷設備を破壊しました。大紀元の印刷工場が破壊されるのは今回で5回目ですが、香港警察が犯人を突き止めたことは一度もありません。事件を受けて、香港大紀元は声明を発表し、襲撃を指図した中共を強く譴責し、決して退かないと再度表明しました。

4月12日午前4時過ぎ、刃物や大型ハンマーを持った男4人が、従業員が出入りする時を狙って大紀元の印刷を承っている「新時代印刷工場」に侵入しました。男らは大型ハンマーを振り回し、コンピュータや印刷設備を破壊し、印刷機にセメントを振りかけました。およそ2分後、男らは白い車に乗って現場から逃走しました。

事件を受けて、香港大紀元は声明を発表し、暴力行為を強く非難すると同時に、香港の言論の自由が中共の暴力的な弾圧に遭っていることを注視するよう国際社会に呼びかけました。また、暴徒を雇って大紀元の印刷工場を襲撃したのは中共であり、中共は香港で白色恐怖を作り出し、香港の自由と法制度を破壊していると強く譴責しました。

印刷機器の深刻な破損により、新聞の印刷は中断せざるを得なくなり、再開のために修理を進めています。 事件の通報を受けて、2つのグループの警察官が別々に現場に到着し、捜査を始めました。 警察関係者によると、この事件は重大犯罪部門に引き継がれるとのことです。

香港大紀元によると、香港では最近、法輪功学習者が設置している真相を伝えるスポットが度重なる嫌がらせや破壊を受けており、一週間に10回にも上るといいます。今回の印刷工場の襲撃事件も偶然の出来事ではなく、「特定の邪悪な勢力による組織的かつ計画的な行動の一環である」のは明らかであると指摘しています。

香港のジャーナリストでコメンテーター 王岸然氏
「この数人はこれまで暴露されてきたような通常の共産党の人間ではなく、非常にプロフェッショナルであり、彼らには計画的に行っている。印刷工場の内部のレイアウトなども事前に分かっていた可能性がある」

香港大紀元の印刷工場が襲撃され、破壊されるのは今回で5回目です。前回は2019年の反送中デモの期間中で、4人の男が侵入してガソリンを撒いて火をつけました。2013年と2006年にも暴力的な破壊に遭っています。 しかし香港警察は、毎回捜査を行っても犯人を突き止めたことは一度もありません。

 
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