トランプ前大統領の専任カメラマンであり、「Trumpography(トランプオグラフィ)」の著者であるジーン・ホー氏は、トランプ氏に出会ってから、どのようにして保守派になったのか、また主流メディアのトランプ氏に対する扱いがどのような役割を果たしたのかについて、NTDに語っています。
記者
「トランプ陣営の元専任フォトグラファーであり、「Trumpography」の著者でもあるジーン・ホー氏をお招きしています。これは様々な瞬間を切り取った写真本です。どのような経緯でトランプ陣営のフォトグラファーになったのか教えていただけますか」
トランプ陣営の元専任フォトグラファー ジーン・ホー氏
「結局は、適切な時に適切な場所で、適切なことが起こったということです。しかし、重要なことは、私は以前、リベラル派だったということです。トランプ氏に出会う前は、保守派ではありませんでした。しかし、主流メディアのトランプ氏に対する扱いを見た時に、私は何かあるのではないかと感じました。そして、トランプ氏との出会いから、私は保守派になりました」
記者
「ですね。あなたは多くの舞台裏を見てきたと思います。多くの人がドナルド・トランプという人物を思い浮かべるとき、セレブやリアリティ番組「アプレンティス」の司会者、米大統領などを想像すると思うのですが、あなたから見て、彼はどのような人でしょうか」
トランプ陣営の元専任フォトグラファー ジーン・ホー氏
「トランプ氏の最も驚嘆すべき点は、次のことにあります。これは私が気にいってる出来事です。選挙期間において、人々はトランプ氏を人種差別主義者だと非難していました。私は中国系米国人であり、私の息子は混血児です。しかし、彼が私の息子に会ったとき、彼はまるで自分の孫のように、私の息子、私の混血の息子に接してくれました。それはとても素晴らしいことだと思います。そして、これこそが人々が知るべきことなのです。何年もの間、彼らはこのことを隠してきました。主流メディアは、本当のドナルド・トランプの姿を隠してきました。
私はそれを伝えてきたのです。あなた方のように、私に時間を割いてくれて、彼がどんなに素晴らしい人物であるかを人々に説明させてくれるメディアはほとんどありません」
記者
「とても興味深いですね。あなたの本について、少し教えていただけますか。ベストセラーになりましたね」
トランプ陣営の元専任フォトグラファー ジーン・ホー氏
「もちろんです。ここからが本題です。私が言っていることがなぜ真実なのかということを知ってもらいたいのです。トランプ氏と一緒にいたとき、私は秘密保持契約に署名しませんでした。なぜなら私は選挙戦より前にいたからです。選挙戦が始まる前にいたので、私は秘密保持契約の対象ではありませんでした。この本を執筆する際、ドナルド・トランプについてたくさんの嘘をつく事もできたのです。そうすると、大金を稼ぐことができ、あらゆるテレビチャンネルで、ドナルド・トランプがいかに悪いかを人々に伝えることができたかもしれません。しかし、そうしないで、私は真実を伝えました。この本はドナルド・トランプについて肯定的な著書です。ほとんどが叙述です。写真もあります。裏での本当の彼の話です」
記者
「写真を撮っていて、一番気に入ったものはありますか」
トランプ陣営の元専任フォトグラファー ジーン・ホー氏
「一番面白いのは、トランプ氏が周りの人にどのように接しているかです。私たちはVIPの写真を撮るためのバックステージにいました。ここと似たような部屋でした。トランプ氏は部屋に入ると、部屋にいる有名人に見向きもせず、まずファースト・レスポンダー(救急隊)を探すのです。制服を着た男性たちを見つけて、まず彼らと握手をします。彼を知っている人々は彼が素晴らしい人物であることを証明してくれるでしょう」
記者
「さて、昨日あなたはシークレットサービスとの出会いについて、興味深い話をしてくれましたね」
トランプ陣営の元専任フォトグラファー ジーン・ホー氏
「笑える話ですが、私は最初からその場にいました。トランプ氏のプライベート・ボディーガードもそこにいました。彼らは皆私のことを知っていました。そして後に、キャンペーン進行のために、シークレットサービスもそこに行きました。面白いのは、私は米国大統領の前まで行って、ネクタイを調整することはできないということを忘れていました。彼らは首に手を回されるのを警戒するからです」
記者
「しかし、あなたはそれをやったのですね」
トランプ陣営の元専任フォトグラファー ジーン・ホー氏
「やってしまいました。良くありませんでした」
記者
「トランプ氏はあなたに何と言いましたか?」
トランプ陣営の元専任フォトグラファー ジーン・ホー氏
「その日の3〜4つのイベントをこなした後、トランプ氏が私に冗談を言いました。「私のネクタイは真っ直ぐですか」と。これは素敵なことではないですか?ユーモアのセンスもそうですが、彼は素晴らしい人です」
記者
「素晴らしいですね。本日はありがとうございました」
トランプ陣営の元専任フォトグラファー ジーン・ホー氏
「こちらこそありがとうございました」