米ロサンゼルスに在住している元中国企業の幹部、王さんは、2017年に出張で新疆ウイグル自治区を訪れました。王さんは新唐人テレビの取材に対し、新疆に滞在中はまるで戦乱の国に身を置いているようだったと話しました。報道をご覧ください。
中国で企業の管理職を務めていた王さんは、2017年に出張で半月の間新疆ウイグル自治区に滞在しましたが、その時に多くの衝撃的な出来事を目の当たりにしました。まずは、空港を出たとたん、警察に長銃を向けられて肝を冷やしたのも束の間、気がついたら至る所に武装警察が立っていたといいます。
元中国企業幹部の王さん
「彼（警察）は銃を私一人に向けていたわけではなく、空港を出る全ての人に向けていた。私は唖然とした。『どういうこと？』空港を出た後、右へ少し歩いてから、不自然だと感じた。交番がなぜこんなに多いのか？至るところに交番があり、丸い形で、中に警官がいる」
王さんは、漢民族の警官は銃を所持できるが、ウイグル人の警官は銃の所持が許可されず、刀剣を持っていたと述べました。
さらに、新疆のホテルに入るにはセキュリティチェックが必要だといいます。ある日の早朝は、警察のサイレンで目を覚ましたと述べています。
元中国企業幹部の王さん
「警察は数多くのパトカーとオートバイで長蛇の列をなして、サイレンを鳴らしながらパトロールしていた。想像を絶する光景だった。くるくる歩き、毎日少なくとも４回ほどパトロールしていた」
警察は夜市でも検問を行っていて、ウイグル人の所持品検査を行っていたといいます。
元中国企業幹部の王さん
「私は漢民族なので、警察は私の所持品は検査しなかった。私の後ろに１歳くらいの子供を抱いたウイグル人女性がいたが、女性警官が彼女と子供の全身を検査していた」
王さんは新疆で目にした出来事に衝撃を受けたといいます。より多くの人が新疆の状況を理解し、中国共産党の悪辣さについて理解するように、自分が見聞きしたことを暴露することにしたと述べています。
