インドの中共ウイルス感染拡大は止まる所を知らない。しかし感染や死亡のニュースの陰には、思いやりと愛国心の物語が隠れている。救急車の運転手に転身した俳優のストーリーをご覧ください。
インドの状況は悲惨だ。インドの報道では、中共ウイルスの感染拡大が凄まじく、今週も感染者と死亡者の記録的な数値を更新している。しかし、この疫病と恐怖とパニックの中で、アルジュン・ゴウダ氏は俳優から救急車の運転手に転身し働いている。現在彼は、無償で感染者や死者を必要な場所へ搬送することに、身を捧げている。
記者/ミゲル・モレノ
「あなたはこの危機に際して、救急車の運転手になり、人助けをされています。今こうしていて、どのようなお気持ちですか?」
救急車運転手に転身した俳優/アルジュン・ゴウダ
「人々が必要としている時、為すべきことを為すということだ。ただ心配したり、考えたりするだけでなく、このようなことを実行すること。現場に飛び込んでみなければ始まらない。自分のため、そして人々のため、何か役に立つことをすべきだ。だから、私にとっては素晴らしいことだ。仕事の一つに、伝統的に屋外で行われる死者の火葬も行うという」
ゴウダ氏によると、俳優がパンデミックの中で手を差し伸べるのを見て、ある慈善家が同氏に救急車を贈ってくれたのだという。また、ゴウダ氏の家族や友人も同氏の活動を支援している。
ゴウダ氏は、たとえ映画界で成功を収めたとしても、最後まで命を救う仕事を続けるつもりだと語る。
救急車運転手に転身した俳優/アルジュン・ゴウダ
「そんなことは気にしない。私には救急車があり、困っている人々の必要に応えて、毎日無償でこの仕事を続ける覚悟だ。精魂尽き果てるまで続けていく」
そしてゴウダ氏は、インドの人々へメッセージを発した。
救急車運転手に転身した俳優/アルジュン・ゴウダ
「このような事態になった時、パニックに陥ってはいけない。あれこれ考えて迷ったらダメだ。決して落ち込むな。 決して明日のことを考えるな。自分の中に閉じこもるな。今現在を生きるのだ。同胞や祖国に何かお返しするチャンスを見つけたら、それに向かって進むのだ。強い意志で。頑張れ」
ゴウダ氏は「Yuvarathnaa」「WOW (World Of Windows)」等、いくつかの映画で主役を演じている。意外にも、いつも悪役を演じているという。