中共の国営メディアが絶賛する自国の高級車ブランドは、実際は高品質ではないと見なされています。ある中国人ドライバーが、車の中で発見した数々の品質問題を紹介する動画をネットに投稿しました。その中には、見逃し難いものも含まれています。
中国国営メディアから「ハイエンドモデル」 と称された中国製高級車が、あるドライバーから 「業界のゴミ 」と痛烈に非難されています。
そのドライバーが購入したのは、約7万ドルの中国国営自動車メーカー・第一汽車が製造する高級車「紅旗(ホンチー)」で、最先端の技術がすべて組み込まれていると言われています。しかし、ドライバーは次のように述べています。
ドライバー
「いわゆるハイテク電子システムと呼ばれるものは、すべて故障率が極めて高い。私たち中国人、中国人ドライバーは、こんなにも騙しやすいのか?」
このブランドは中国で、国産高級車の基準として評価されています。
しかし、ドライバーは新車で1800マイルしか走行していないものの、すでに多くの問題が発生していると述べています。
ドライバー
「車のドアハンドルが正常に作動しない。ナビゲーションシステムがフリーズする。クルーズコントロールを終了した後、システムを再起動しなければ、車は起動しない」
動画では、ステアリング・ホイールのヒーター機能に設計上の大きな欠陥があると思われることを含め、車内構造の拙劣さが紹介されています。
ドライバー
「ステアリングヒーターの設計は不可解だ。左右は冷たく、上下が温かくなっている。人々はこの状態で運転するのか?」
このドライバーは、少なくとも当自動車で走行することができましたが、すべての人がそのように幸運ではないようです。見込み客が試乗している際に車が故障してしまったケースもあります。
車から煙が発生し、ドライバーが話している映像をご覧ください。
「先ほど、試乗した紅旗車だ」「試乗していると、煙が出た」
中国の 「国産キャデラック 」と呼ばれる紅旗(ホンチー)ブランドは長い歴史を持ちます。ブランド名は、中国共産党の共産主義革命を象徴する「赤色の旗」を意味しており、毛沢東や鄧小平など、歴代の中国共産党のトップが乗用していたことでも知られています。