最近、米情報機関が発表した新たな報告書がパンデミックの起源解明につながる可能性があります。同報告書は、中国の武漢ウイルス研究所で起きた事故からウイルスが流失した説について支持しています。
5月23日、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、これまで未公開だった米情報機関報告書の情報を報道しました。報告書によると、2019年11月中共ウイルスの発生初期において、中国武漢ウイルス研究所に所属する3人の研究者が体調不良を起こしました。彼らは病院での治療を受ける必要がありました。
この報告書は、米情報機関の「ファクトシート」に追加されています。同報告書は、2019年秋に武漢研究所の研究者が中共ウイルスと季節性疾患の双方に一致する症状が発生したと明らかにしています。
また、2019年10月にスタッフの間でウイルスが発生したため、同研究所の一つの研究室が閉鎖された可能性を指摘しています。当時、施設は2週間以上にわたって閉鎖されていたとしています。
同研究所はセキュリティ水準が高く、さまざまな種類のコロナウイルスを研究していることで知られています。
これらの疑惑は携帯電話の位置情報データの解析から提起されました。2019年10月7日から24日まで、武漢研究室の一部では、携帯電話の活動が登録されていませんでした。「危険な出来事」が発生したため、研究所が閉鎖されたと指摘されています。
しかし、ホワイトハウスは「報告書に関しては、我々はそれを確認する手段も否定する手段もない。これは米国政府からの報告ではない」としています。
5月24日、中国外務省はこの報告書を否定しました。報道官は、武漢研究所のスタッフの間では「感染はゼロであった」と述べています。
この報告書は、パンデミックの起源に関する再調査を求める声が高まる中で発表されました。2人の共和党議員は5月24日、民主党議員に「完全で完璧な」調査を開始するよう呼びかけました。