愛国教育を推進する「1776委員会」会合を開催

バイデン大統領は就任初日に、トランプ時代の「1776委員会」の解散を命じました。「1776委員会」は、米国の歴史的真実に基づく愛国教育を推進することを目的としていました。同委員会は今、非政府組織として再始動しています。NTDは同委員会のメンバーにインタビューしました。報道をご覧下さい。

1776委員会はバイデン政権に、批判的人種理論とそれに関連するカリキュラムを、「誤った『人種差別反対主義』」の名において推進する「アメリカの歴史と市民教育プログラム」への資金援助の提案を中止するよう要請しています。

トランプ前大統領が指名した諮問委員会はバイデン大統領の就任初日に解散を命じられて以来、初めて5月24日にワシントンのヒルズデール大学で再招集されました。

1776委員会を批判する人たちは、米国は構造的に人種差別主義だと言い、同委員会についても「人種差別的」であり、政治的で歴史に基づくものではないとの見解を示しています。

NTDは、元政治学教授で同委員会のメンバーであるキャロル・スウェイン博士にインタビューを行いました。スウェイン博士は、委員会の目的が統一的な「愛国教育」を促進することであると明確に語っています。

1776委員会のキャロル・スウェイン副委員長
「私たちは、米国の過去や、人種関係に関して過ちを犯した事実を隠そうとしているわけではない。しかし真実は、米国が常に改善に向かって歩み続けた国だということだ」

キャロル・スウェイン博士は批判的人種理論のようなカリキュラムは分裂的で反米的であり、最終的に米国の敵の利益になると述べています。

例えば、この国が本質的に悪であると教えられていれば、国民は国を守るために軍隊に入りたいとは思わないだろうと、スウェイン博士は指摘します。

1776委員会はこのような状況に対抗し、米国人の絆、相互の友情、市民としての献身を呼び覚ますことを目的としています。

1776委員会のキャロル・スウェイン副委員長
「私たちが推進しているのは、人々が肌の色ではなく、人格によって判断されるというマーティン・ルーサー・キング博士のビジョンに極めて近い。米国は人種や民族を理由にして特定の集団を選別し、肌の色で悪者と決めつけるような国ではないはずだ」

スウェイン博士は、教育は最終的に地域レベルで行われるべきだと言います。そして前進するために、1776委員会は草の根運動の促進を支援していきたいと考えています。

1776委員会のキャロル・スウェイン副委員長
「私たちがやりたいことの一つは、ウェブサイトを起ち上げ、様々なグループに来てもらって連携を図り、彼らにリソースを提供することだ。しかし、変革は草の根から起こさなければならない」

スウェイン博士は、米国の真の歴史を学び愛国精神を鼓舞するために、他の州にも独自の1776委員会を設立するよう勧めています。

同委員会は、子どもたちが「誤った物語」を教えられていることに対して、保護者グループは教育委員会に立候補し、地元の活動家と一丸となり、子どもの教育の主権を取り戻すよう促しています。

〈字幕版〉

 
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