豪州とニュージーランド 対中政策で足並みをそろえ

ニュージーランドは対中強硬路線に舵を切っているようです。ニュージーランドは現在、豪州と足並みを揃えて前線に立とうとしています。

両首脳は5月31日、中共政権による香港の弾圧と新疆ウイグル自治区での人権侵害に対して懸念を表明しました。

ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相はスコット・モリソン豪首相との会談で豪州への支持を強調しました。

隣国同士は通常、緊密な関係を保ってきましたが、最近では、両国にとって最大の貿易相手国である中国との関係をどのように管理するかについて、温度差が生じていました。

豪州と中国の関係は、過去1年半の間に数十年振りの低い水準にまで落ち込みました。これはモリソン首相が率先してパンデミックの起源に関する国際調査を要求した後のことです。

豪州はまた、中国軍と関係のある大手ハイテク企業ファーウェイを5Gネットワークから締め出しました。

ニュージーランド首相/ジャシンダ・アーダーン
「本日の会談では、貿易や人権問題に関して、非常に強力で原則に基づいた見解を堅持することの重要性について、両国の相互の立場に違いはなかった。豪州とニュージーランドは、これらの問題に関して一貫して全く同じ立場を取っている。だから、これらの非常に重要な問題について私たちが強い姿勢で臨んでいないという憶測には強く反論する」

モリソン首相は同盟国を分断しようとする者に警告を発しました。

豪州首相/スコット・モリソン
「我々は偉大なパートナーであり、友人、同盟国、真の家族でもある。遠く離れた場所に、我々を分断しようとする者がいるが、決して成功しないだろう。何故なら豪州とニュージーランドの国民は、毅然として共に歩み、共通の価値と原則を擁護し、そのために戦うからだ」

中共政府の外交部 汪文斌副報道局長は5月31日、「中国に対する無責任な発言」と「中国の内政に乱暴に干渉」したとして、西側諸国の2人の指導者を非難しました。

〈字幕版〉

 
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