世界中の企業が半導体マイクロチップ不足に直面しているなか、世界の大手企業を顧客に持つ台湾の半導体大手企業でクラスターが発生しました。
台湾メディアによると、台湾の大手半導体企業・京元(キンユエン)電子は、同社で中共ウイルスの感染者が発生してから感染防止措置を取った後、停止していた一部の操業を再開しましたが、週末には1つの施設の閉鎖を余儀なくされました。台湾は世界のチップ生産に欠かせない存在です。
台湾の公式データによると、6月10日までに、京元電子では7千人以上の従業員のうち、379人がウイルスに感染しました。感染者のほとんどは、寮で生活している外国人労働者だとされています。
現在、約2100人の外国人労働者に対して、出勤を禁じ、14日間の有給隔離措置が取られています。生産ラインに入ることができるのは、台湾人労働者だけです。
京元電子は、首都台北から約100kmのところに位置しており、半導体のパッケージング及びテスティング(封止・検査)サービスを提供しており、米国のインテルやクアルコムなどの世界大手を顧客に持っています。
また、近くにある他の2つの半導体工場でも感染者が報告されています。