米軍のマーク・ミリー(Mark Milley)統合参謀本部議長は、米国上院の公聴会において、米軍には台湾に侵攻する中共軍を倒すだけの実力があると述べました。
米軍のマーク・ミリー統合参謀本部議長
「私はあなた方に対し、我々にはそのような実力があることを保証する。政治命令が下されたら『台湾関係法』などに従って、我々には軍事力が確実にある…」
共和党 ジョシュ・ホーリー上院議員
「(中共の)侵略という野心をくじく(だけの軍事力がある)。これがあなたのおっしゃる意味ですか、ミリー将軍?そうですか。分かりました」
ミリー統合参謀本部議長は、米軍には台湾に侵攻する中共軍を倒す力があると保証しながらも、このような軍事行動には「政治命令による決定」が必要だと指摘しています。つまり、すべては台湾を守るというバイデン政権の決意にかかっているという意味です。
また、中共が本当に台湾侵攻を決意しているのかどうかについて、今年1月のホワイトハウスでの政権交代の際に憂慮の声は上がったものの、中共も当時この「絶好の機会」をあえて掴みませんでした。また米国の上院議員3人が先日、軍用機で台湾を訪問しましたが、到着から帰国までの間、中共は傍観するしかありませんでした。
時事評論家の江峰氏
「中共の南京軍区の王洪光退役中将は以前に、米軍の戦闘機が台湾島に上陸したら武力統一が始まると話していた。先日軍用機が上陸した。これについて何と言うのか?」
時事評論家の章天亮博士も、中共の多くの高官の米国在住の妻や家族、そして財産が、中共が台湾に侵攻した場合、あるいは米国との衝突が発生した場合の最大の足かせとなると指摘しています。
時事評論家の章天亮博士
「何人の政治局委員あるいは政治局常務委員に米国在住の家族がいるのかも、何人の愛人が米国にいるのかも分からないが、もし習近平が本当に台湾と戦争でもしたら、あるいは習近平が本当に米国と事を構えたら、家族を米国に住まわせている人たちは、習近平の首を締めるしかないだろう」
章天亮博士は、中共がどんなに言葉や武力で台湾を威嚇しても、中共が米国在住の家族と各種財産や不動産を引き上げない限り、中共が本当に台湾を攻撃する決心を下すのは難しいだろうと分析しています。