米国のバイデン大統領は、6月16日に行われた米ロ首脳会談における雰囲気は「良く」「前向き」であったと表明しました。また、両首脳とも会談について「非常に建設的」であったと評価しています。
バイデン米大統領
「プーチン大統領と私には、力強く誇り高い米ロ関係を管理するという独自の責任がある。安定的で予測可能でなければならない関係だ」
これに対して、中国共産党政権は不満を感じていると見られます。
バイデン氏は記者団の質問に対し、ロシアが非常に困難な状況にあると述べ、またロシアは中国による圧迫を受けており、中国は必死になって大国であり続けようとしていると指摘しました。
中共の官製メディアは、直ちにバイデン氏の発言を引用して「バイデン大統領は不和を引き起こす」との見出しをつけて報道し、バイデン大統領が中国とロシア両国の対立を煽っていると主張しています。
また、バイデン氏の「小細工」は絶対に成功に至らないと付け加えました。
中共の官製メディアは、ロシアが中国に圧迫されているとのバイデン氏の指摘を否定し、反対に米国がロシアを圧迫していると主張しています。また、中国の台頭がロシアが欧米に対抗することへの支援に繋がったと主張しています。