大紀元が最近入手した中共の内部文書によると、中共当局の法輪功に対する迫害政策は、法輪功学習者の仕事、教育、海外研修、政治審査など、あらゆる面に及んでいます。江沢民が1999年7月に発動した迫害は、22年過ぎた今も続いています。
遼寧省当局が2014年と2017年に通達した「法治建設」という内部文書では、法輪功への迫害を重要な工作に分類しています。文書ではこの2年間の遼寧省の公安、検察、裁判所といった法執行部門が行った工作の詳細なデータをまとめています。
文書によると、遼寧省で2017年に逮捕された法輪功学習者の数は2014年より97人増え、当局による法輪功に対する迫害は依然として続いていることを示しています。
2017年の「遼寧省法治建設」の内部文書のうち、検察部門のデータによると、「法輪功」に関連する起訴案件は144件で、208人が起訴されています。また、公安部門の工作では、法輪功に対する迫害が「敵との闘い」のレベルにまで達しています。法輪功をターゲットにした取り締まり行動も複数回行われており、「法輪功」関連の処理件数は342件で、563人を逮捕しています。
中共当局は1999年から法輪功に対する迫害を行っています。しかし、中共国務院と公安部が指定した14のカルトの中に法輪功は含まれていません。にもかかわらず、法輪功は中共によってレッテルを貼られ、迫害の主な対象の一つとなっています。
時事評論家の横河(おうが)氏は「法輪功への迫害に反対する」シンポジウムにおいて、「中共は1999年から法輪功に対する迫害を開始したが、法輪功は中国の法制度では合法であるため、当時の法律を使って法輪功を迫害するのは無理だった」と紹介し、法輪功を迫害するために、中共当局は再び政治キャンペーンを発動すると同時に、中国の法治を全面的に系統的に破壊したと説明しました。