中共は、中共ウイルスの起源をめぐって窮地に直面することになりそうです。米国家安全保障担当大統領補佐官ジェイク・サリバン氏は6月20日の、FOXニュースのインタビューで、中国はウイルスの起源に関する調査に協力しなければ国際的孤立を招くだろうと語りました。
米国家安全保障担当大統領補佐官/ジェイク・サリバン
「彼らは責任ある方法で、ウイルスの起源を解明するために本格的な調査を受け入れるか、さもなければ国際社会からの孤立に直面することになるだろう」
中共ウイルスの起源は2年近く(1年半以上)経過した今でも謎のままです。
世界保健機関(WHO)が率いた国際調査団は今年初め、中国の研究者らと共に、武漢市周辺に4週間滞在しました。
調査団は3月30日の最終報告書の中で、ウイルスは動物を介して人に感染した可能性が高く、「実験室の事故による流出」であるという可能性は極めて低いとしました。
しかし専門家は一部データが開示されていないと指摘しています。
そして米国の国連代表部は先月、WHOの調査は「結論を出すには情報が不十分である」との声明を発表しました。
サリバン補佐官は、外部からの圧力なしに、ウイルスの起源解明を中国に期待することはできないと述べています。
米国家安全保障担当大統領補佐官/ジェイク・サリバン
「世界の国々を結集し、中国に政治的・外交的な圧力をかけるという外交努力が必要だ」
サリバン補佐官は、バイデン政権は情報機関や同盟国と協力して、最終結果が出るまであらゆる方面から圧力をかけていくと述べました。しかしサリバン補佐官はCNNの別のインタビューで、現政権はこの件に関して、中国共産党に直ちに圧力をかけることはないと語っています。
先月、バイデン大統領はウイルスの起源を究明するための再調査を指示し、武漢研究所流出説を含め、あらゆる追加調査をしていくと述べました。
しかし中共政府は、「戦略的競争相手である中国に圧力をかけるために、米国が科学的問題を政治化している」と非難しています。