バイデン政権が再び提訴に直面しています。ウイルスに感染した不法移民を米国に入国させているとして、キャッチ・アンド・リリース政策の中止を求めて、テキサス州が再びバイデン政権を提訴しました。
テキサス州のケン・パクストン司法長官と、トランプ政権の元上級顧問スティーブン・ミラー氏が率いる団体「アメリカ・ファースト・リーガル」が6月23日、バイデン大統領を相手取って、訴訟を起こしました。
バイデン政権のキャッチ・アンド・リリース政策とは、不法移民が米国国内で裁判を待つ間に、そのまま彼らを米国内に解放するもので、納税者に何百万ドルもの負担を強いるとともに、公共の安全を脅かしていると同団体は主張しています。
ミラー氏は声明の中で「政府は米国人にワクチン接種を促しながら、ワクチンを接種していない何千人もの不法移民を都市や町、学校に受け入れている。これらの不法移民のための医療サービスの負担を納税者に押し付けている」と述べています。
また、ワクチンを接種していない移民が米国内に入ってくると、その地域の集団免疫が低下する可能性があると主張しています。
今年5月、米国税関・国境警備局(CBP)は18万人以上の不法入国者を逮捕しました。単月としては、過去21年間で最高の数です。
エポック・タイムズが入手した情報によると、同月、少なくとも51,000人の不法入国者が国境警備隊に発見されましたが、逮捕を免れています。
ミラー氏はまた、検査やワクチン接種を受けていない不法移民の「大量放出」は、ワクチン接種による経済活動の再開という政府公言の目標に明確に反していると指摘しています。
さらに、キャッチ・アンド・リリース政策は、米国疾病管理予防センター(CDC)や、その他の連邦保健機関のガイドラインにも違反しているとしています。