6月23日、世界各地では、北京での2022年冬季五輪の開催に対する抗議活動が行われました。中国は様々な人権問題を抱えているため、オリンピックの開催を許されるべきではないと訴えています。
こちらは、マンハッタンにある中共領事館の前です。抗議活動を行っている活動家たちは、2022年の冬季五輪を中国で開催することを望んでいません。
その主な理由として、中共政府のウイグル人などの少数民族に対するジェノサイドが挙げられています。中国共産党はこれらの人々を強制収容所に入れ、拷問や洗脳を行っています。
中国で迫害を受けている者は、ウイグル人だけではありません。多くの法輪功学習者も強制収容所に入れられ、生きたまま臓器を強制摘出されることもあります。このことは、20年以上前から行われています。
中共は1950年代初頭にチベットへの侵略を強行し、占領しました。多くのチベット人は、迫害を避けるためインドに逃れました。
子供の頃にチベットを脱出したチベット人 TASHI DORJEE(ドルジェ・タシ)氏
「私の両親は、日々、チベットに帰りたいと願いながら、インドで亡くなった」
1936年、ナチス・ドイツはベルリンで五輪を開催しました。中国で開催予定の五輪とナチス政権下のベルリン五輪には、大きな共通点があります。
フリーチベット参加者 ロブサン・ツェテン氏
「北京冬季五輪は、1936年のベルリン五輪に最も近いものだ。なぜなら、どちらの大会も、現在進行中のジェノサイドに対する反対運動の中で開催されるからだ」
活動家の委員会も、北京五輪への対応を促しています。
「現在の危険に関する委員会:中国(CPDC)」 キム・セフン氏
「我々が一番すべきことは、この五輪を他の国で開催するようにするか、中国で行われる場合はボイコットすることだ」
今回の活動は、世界各地で行われている多くの抗議活動のうちの一つに過ぎません。多くの人々は様々な国や企業に対して、北京五輪への支援を停止するよう呼びかけています。