中共結党100周年 NY市民から「特別な贈り物」

中国共産党結党100周年の7月1日、北京では大規模祝賀式典が行われましたが、世界各地ではさまざまな抗議活動が展開されました。ニューヨークでは複数の団体が中共が百年の間に世界にもたらした危害に対し抗議活動を行いました。また、特別な贈り物を届けたグループもいました。

抗議参加者
「百年の苦しみは長すぎた。百年のジェノサイドは長すぎた。中共は恥を知れ!」

ニューヨークの中共領事館の前で行われた抗議活動には、在米中国人の他に、ミャンマーやチベット香港からの人々も参加し、大声でスローガンを叫び、中共を終わらせるよう呼びかけました。

「人道中国」主席の周鋒鎖さん
「これは恥ずかしい日であり、悲しくて憤りを感じる日だ。中共は百年の間、あまりにも長い間、中国人と世界に害を及ぼしてきた」

香港人抗議者は中共領事館の前で、葬儀で使われる冥銭(めいせん)をばらまきました。昨年12月に米国に逃れた香港立法会元議員の梁頌恆(りょう・しょうこう)さんは、米国政府に対し、香港政府と中共への制裁強化を積極的に呼びかけると述べています。

香港立法会元議員の梁頌恆氏
「制裁に関することを含め、さらには実際の措置、香港人や香港の民主化運動を支援できるあらゆる措置について、500人以上の米議会議員の事務所、国土安全保障省、国務省などに引き続き呼びかける」

中国人抗議者は、「中国共産党イコール中国」ではないこと、中国共産党に抵抗する責任は誰にでもあることを中国系の人々に理解してもらいたいと述べています。

抗議参加者 ジェイソンさん
「中国共産党の人民への弾圧は、起こるか起こらないかという問題ではなく、時間の問題だ。先ほど言ったように、多くの人が見た自転車で天安門広場に向かうあの映像のように、これは私の義務なんだ」

1989年 北京の学生
「デモのために、天安門広場に行くんだ。なぜかと?これは私の義務なんだ」

また、別のグループが中国共産党への特別な「贈り物」を届けました。哀曲とともに、共産党の党旗で覆われた黒い棺がニューヨーク中共領事館の入り口まで運びこまれました。その後、参加者らは党旗を引き裂き、中共への抗議を示しました。

抗議参加者
「打倒中国共産党!」

 
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