米国留学を希望する500人以上の中国人理工系大学院生が、ビザ発給を拒否されました。これは中国共産党の機関紙「チャイナデイリー」が内部関係者の話として伝えています。
報道によると、これらの大学院生は米国で修士号または博士号の取得を希望しており、その多くは電気工学、機械工学、計算機科学、化学、材料科学、生物医学を専攻する予定でした。
また、留学先となる学校は、工学分野で世界最高峰と言われるマサチューセッツ工科大学やハーバード大学、イェール大学などの名門大学でした。
報道によると、これらの学生のほとんどは、バイデン政権発足後にビザを申請しています。また、125人の学生がすでに留学先となる大学から奨学金を獲得しているとのことです。
米国は「移民国籍法」第212条と、トランプ政権時に発令された大統領令第10043号に基づき、中国人学生らのビザ発給を拒否したと報じられています。この大統領令は、中共軍と繋がりを持つとみられる学生や研究者の、米国への入国を禁止するものです。
チャイナデイリーは、バイデン政権は 「言ってることと、やっていることが違う」「トランプの間違った政策を引き継いでいる」と非難しています。そして、中国人学生の「正当な権利と利益 」を著しく損なっていると主張しています。