記録的な熱波に見舞われている米国西部で山火事が発生し、オレゴン州では22万エーカー(約89,000ヘクタール)が焼失して20件余りの家屋が焼け落ちました。しかしある老夫婦はこの火災で一部の私物を失っただけで、自宅は奇跡的に無傷で助かりました。
オレゴン州の乾燥した森林で発生した大規模な山火事は、いまだに続いています。この火事で家屋2000軒以上が危険にさらされており、住民2000人以上に避難命令が出されました。
当局の発表によると、この森林火災の範囲は22万エーカーまで広まり、家屋21軒がすでに焼失しました。
オレゴン州のマッカーリー夫妻
「警察は数日間私たちと連絡を取り続け、先週土曜日(7月9日)の5時半ごろ、『そこを離れてください。でないと死んでしまう』と言った。そこにとどまっていたら私たちは死んでしまうと。死んでしまうと」
オレゴン州に住むこの老夫婦は、その後すぐに持ち物をまとめるとネコ一匹を連れて濃い煙の中、車を走らせ、赤十字の避難所に逃げたと語っています。
7月13日に二人は被害の程度を調べるため自宅に戻ることを許されましたが、驚くべきことに一部のものを除き、自宅もトラックも無事でした。
マッカーリー夫妻
「私は夫の姉が電話で彼にこう話しているのを聞いた。『ティム、私は神に祈る。神があなたの自宅にバブルを置いてくれるように。誓って言うけど、それはあなたの家の周りが光の輪で囲まれているようだった。完璧な光の輪。完璧な光の輪。それが私たちの水や太陽光発電、家を守ってくれた。無傷だった。太陽光発電の電線ですら無傷だった自宅の門をくぐると、もう一匹のネコが元気でいるのが見えた。冷蔵庫も。私たちの地域では電気も水も止まっていた。自宅の電気が無事だった人は誰もいなかったのに、私たちの自宅の冷蔵庫は動いていた。水道も」
米国国立火災対策連絡機関によると、山火事が発生しやすいこの時期、今年は全米12の州で60件の火災が発生しています。