新たなスマートフォン「Freedom Phone(フリーダムフォン)」が7月14日に発売され、売り上げが急上昇しています。創業者のエリック・フィンマン( Erik Finman)氏はNTDに対し、GoogleとAppleがスマートフォンのハードウェアを独占しているため、このスマートフォンを作ったと語りました。
公式サイトでは、「Freedom Phone」の特徴として、独自のアプリストアを持ち、ビッグ・テックの検閲やプライバシーの侵害から回避するために設計されていると紹介しています。
創業者のエリック・フィンマン氏は、ビットコインで莫大な富を得て、18歳にして大富豪になりました。
また、フィンマン氏は15歳でオンラインで個別指導サービスを行う「Botangle(ボタングル)」を立ち上げました。
フィンマン氏はTwitterに、歴史上において、書籍やメディア、人々の意見を規制した人たちが善人だった時代があるならば、挙げてくださいと投稿しています。
「Freedom Phone」創業者 エリック・フィンマン氏
「誰もがビッグテックの検閲に文句を言っているが、それに対して何もしていない。作ってくれと頼まれたので、作ったんだ」
フィンマン氏は、約1年前に新しいスマートフォンの生産に思い立ったと述べています。世界で最も優れたソフトウェアを持っていても、ハードウェアメーカーがそれを許可しなれければ意味がないといいます。
「Freedom Phone」創業者 エリック・フィンマン氏
「彼らがアプリを規制するようになるのではないかと考えていた。私たちはこの人たちのハードウェアに頼りすぎていた。一般的な携帯電話も、セキュリティが万全ではない。だから私は、「Freedom Phone」を製造しようと思ったのだ」
保守派に向けたソフトウェアは多く存在している一方、現状においてハードウェアではビッグ・テック企業が独占しています。そこで、「Freedom Phone」が登場しました。
「Freedom Phone」創業者 エリック・フィンマン氏
「昨日(14日)発売したばかりだが、すでに店頭では飛ぶように売れている。大量の注文が入ってきている」
現在使用している携帯電話のSIMカードをFreedom Phoneに挿し込むことで、データを移行することができます。「PatriApp Store(パトリアップストア)」と呼ばれるアプリストアでは、他のプラットフォームで禁止されているアプリをダウンロードすることができます。また、フィンマン氏によれば、アプリやキーボードの使用データ及び位置情報のトラッキングも存在しないと述べています。
一方、リベラル系メディアでは、Freedom Phoneは中国の深圳で製造されているして、皮肉を込めて報じています。