スウェーデンの通信機器大手のエリクソンは、中共と欧米の対立の渦中にあります。エリクソンは、中国以外のほとんどの国で5G機器の導入を進めています。
16日には、米通信大手ベライゾンと80億ドル規模の契約を締結しました。これはエリクソンにとって過去最大規模の契約です。
しかし、中国での事業は順調に進んでいません。エリクソンは、中国での契約獲得には期待していないと表明しています。
エリクソンは、スウェーデンが中国の通信機器最大手ファーウェイの製品を使用禁止にした後、中国での売上が減少する可能性があると危惧していました。ファーウェイはエリクソンの競合企業のひとつです。
中国での第2四半期の売上高は25億クローナ(約319億円)減少し、3年ぶりの減収となりました。
この結果、同社の総売上高は市場予想を下回りました。また、このニュースを受けて同社の株価は一時8%急落しました。