最近、中国では中共ウイルスの感染が再拡大しており、南京市で発見されたデルタ変異株が首都・北京を含む15省の26都市に蔓延しています。
今回の再拡大により感染した患者の9割がすでに中国製ワクチンの接種を受けていました。多くの市民は中国製ワクチンは「役に立たない」とし、ワクチンの効果を疑問視しています。上海市の医療専門家・張文宏(ちょう・ ぶんこう)氏も、ワクチンの効果には限りがあると指摘しています。
7月28日、南京市では展示センターに臨時的にPCR検査施設「火眼実験室」が設置され、ウイルス検査が実施されました。また、屋外にも検査所が設けられています。
北京の街ではマスクを着用している人の姿が多く見られます。 7月29日、北京で感染が再拡大してから、防護服を着用した医療関係者が繁華街・王府井のショッピングエリアに位置するレジェンデール ホテル(北京励駿酒店)の入り口付近に立っている様子が目撃されています。
7月29日の午後、北京市疾病予防管理センターの通知によると、北京で新たに感染が確認された2人の患者について、北京市昌平区回龍観龍躍苑二区に住んでおり、旅行先の湖南省張家界市からの帰京後に感染が確認されたとしています。当局の公式発表では、暫定的に濃厚接触者数は654人に達するとされています。現在、昌平区では10か所の居住区が封鎖されています。
感染の再拡大により北京市民の間では不安が広がっており、「パニック買い」が発生しています。
北京市昌平区の感染者が確認された居住区(北京龍躍苑東二区)の近くにある薬局の従業員は、7月28日には薬局にある75%の消毒用アルコールや家庭用消毒液が売り切れたと述べました。また、スーパーマーケットでは惣菜や食品が売り切れ状態だといいます。
北京市では現在、昌平区の他に、房山区(ほうざんく)と海淀区(かいでんく)でも感染者が確認されています。ネット上の情報によると、8月2日、海淀区では6つの居住区で閉鎖式管理が実施され、住民の外出を禁止しています。
8月3日、北京市の鉄道部門は鄭州市、南京市、張家界など、23の地区からの旅行客の北京入りを制限すると発表しました。