一部の中国国民が異常な変化に気づきました。接触者追跡とワクチン接種記録に使用される健康コードの色が「健康に問題なし」から「感染の可能性あり」に突然変わったのです。彼らのほとんどがウイルス検査で陰性でした。
中国南部の湖南省からの情報よると、中国で広く使われている健康追跡アプリに狂いが生じています。このアプリは健康状態を色ごとのコードで表示する「eパスポート」であり、「健康コード」と呼ばれています。
緑色コードの所持者は健康とみなされ、黄色は中共ウイルス感染者と直接又は間接に接触したことを示します。
黄色コードの所持者には移動制限が課され、医療上の監視のために検査又は隔離が求められる可能性があります。
赤色はさらに深刻で、病院での検査が必要であることを示しています。
接触追跡システムを導入した都市では、緑のコードがなければ公共交通機関を利用することも店舗に入ることもできません。しかし、中国のネットメディア「捜狐(そうふ)」によると、8月4日、湖南省のある住民に奇妙なことが起きたといいます。
陳樺(ちん か)さんが近所の食料品店から帰宅したとき、彼女の健康コードは緑色でしたが、数分後に突然赤色に変わったのです。陳さんが色の変化に気づいたのは夫を迎えるために団地の入り口に行ったときでした。
湖南省の別の住民は、地元でも同様のケースが頻発しているとエポックタイムズに語りました。この住民は声で身元が特定されるのを恐れているため、声優を使って彼の発言を再現しました。
湖南省在住の匿名者
「多くの人々が訝しんでいる。何日もどこへも行かず自宅に籠っていたのに、健康コードが突然黄色や赤色に変わったんだ。多くの人が傷ついており恐れている。このことは地元住民の不満を引き起こしている」
地元政府の規定によると、コードが黄色になれば3日間に2回ウイルス検査を受けなければならず、14日間の自宅隔離も義務づけられます。コードが緑色になるまでは仕事に行くこともできなくなります。
湖南省在住の匿名者
「黄色コードでは移動が制限され、赤色コードでは病院に連行される。グループチャットで見たのだが、コードが赤色になってへたり込む人たちがいた。彼らは、コードが赤に変わり精神が崩壊しそうになり、その場で泣き崩れたと書き込んでいる。もう感情を抑えることができなかったようだ」
異常を告げる報告はこれだけではありません。コードの色が変わった人たちの多くは、その後のウイルス検査で感染していないことが証明されています。
湖南省在住の匿名者
「しかしその後、検査をした結果、彼らの多くはウイルスに感染していないことが判明した。つまり当局のパンデミック管理が混乱しているということだ。これには、強い不満の声が上がっている」
現在、湖南省では住民を集めて、24時間体制でウイルス検査を行っています。
〈字幕版〉
〈話題の動画〉