8月10日、中国の国家衛生健康委員会は、前日に100人以上の新規感染者が確認されたと発表しました。そのうち約半数は江蘇省での感染者でした。
ウイルスの新規感染者が増加する中、当局の厳しい規制措置は江蘇省にも及んでいます。
江蘇省揚州市のある地区では、当局が高層マンションの入り口を封鎖しました。これは、ウイルスの拡散を防ぐことを目的としていますが、同時に住民を閉じ込めてしまうことにもなります。
ネット上に投稿された動画には、マンションから助けを求める住民の姿が映っています。
マンションの住民は閉じ込められているため、食料を買いに行くこともできず、配達業者も中に入ることができません。
同じような状況は、7月下旬に水害に見舞われた河南省鄭州市でも見られました。閉じ込められた住民たちは、「助けて!食べるものがない!」と窓から叫んでいます。
「助けて!」
「誰も私たちのことを気にかけてくれない!」
「食べるものがない!」
この厳しい措置は、昨年の武漢市でのロックダウンを彷彿とさせます。
「武漢!」「頑張れ!」
当時、家の中に閉じ込められていた武漢の住民たちが窓から叫んでいました。