より多くの若者にワクチンを接種してもらおうと、ホワイトハウスとアンソニー・ファウチ博士は、Z世代(1996年から2015年の間に生まれた世代)のインフルエンサーと協力してワクチン接種を推進しています。しかし、その方法に眉をひそめる人もいます。報道をご覧ください。
ホワイトハウスは若者の中共ウイルスワクチンの接種を促進するために、Z世代のTikTokインフルエンサーを使った新しい方法を採用しています。
この取り組みに関するメールがネット上に流出したことを受けて、ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は8月10日、キャンペーンの詳細を説明しました。
ホワイトハウス ジェン‣サキ報道官
「今日、ファウチ博士はインスタグラムとTikTokでミレニアルママやZ世代のインフルエンサーと5つのQ&A対話を行っています」
サキ報道官は、ファウチ博士はワクチン接種率を上げるために、8月中は「著名なインフルエンサー」と毎週Q&Aを実施する予定だと付け加えた。
8月10日の朝、Newsmax(ニューズマックス)の司会者ベニー・ジョンソン(Benny Johnson)氏は、ホワイトハウス側からTikTokのインフルエンサーに送信された秘密のメールを公表しました。
このメールでは、12歳ぐらいの若者にワクチンのことを教えるため、ファウチ氏と「親密な」Zoom対談を行うようインフルエンサーに依頼しています。
すでに、数百万人のフォロワーを有する複数のTikTokインフルエンサーが名乗りを上げています。その動画の一部をお伝えします。
「ファウチ博士、お会いできて光栄です」
「ワクチンについていくつか質問があります」
「やったよ、ファウチ博士!」
「こんにちは、ファウチ博士。お会いできて光栄です」
「私の方こそ、あなたとお話できて嬉しい」
「私たちのキャンペーンは『女の子たちのワクチンの夏!』」
「最初の質問ですが、ワクチンに中に本物のコロナウイルスが入っているのでしょうか?」
「答えはノーです」
「すでに1億6000万人の米国人がワクチン接種したけど、あなたは?」
「心配しないで、女王様。大丈夫です」
このような取り組みは誤った情報を排除し、ワクチン接種を推進する作戦として悪くないと考える人がいる一方で、プロパガンダではないかと眉をひそめる人も少なくありません。
独立系のジャーナリスト、ジョーダン・シャハテル氏はTwitterにこう書いています。
「政府はたくさんのインフルエンサーにお金を払ってファウチを番組に出演させ、扱い易い質問をあてがって作戦を遂行させている。それによってファウチ博士は問題の本質的な詮索を回避し続けることができる。(ソ連共産党の機関紙)プラウダよりひどい」
ホワイトハウスがインフルエンサーに宣伝費を支払っているのかどうか、あるいはいくら支払っているかは不明です。
ニューヨーク・タイムズによると、一部の州政府や自治体も同様の取り組みを行っています。「地元のインフルエンサー」に月最高1000ドル(約11万円)を支払って自身のファンに中共ウイルスワクチンを宣伝しているケースもあるということです。
CDCによると、18歳から39歳までの米国人のうち、ワクチン接種を完了した人は半数にも達していません。