ファウチ氏「 ウイルスに感染する子供が増える」

米国では中共ウイルスデルタ株の全国的感染拡大を受け、複数の保健当局者が、ウイルスに感染する子供たちがさらに増える可能性があると警告しています。報道をご覧ください。

アンソニー・ファウチ博士はデルタ株の感染力が強いため、中共ウイルスに感染する子供たちが増える可能性があると述べています。ただし、研究調査を見る限り、子供たちがデルタ株で重症化するケースは少ないといいます。

米国立アレルギー・感染症研究所所長 アンソニー・ファウチ博士
「感染する子供たちが恐らく増えるとすれば、一定の割合の子供たちが入院治療を必要とすることになる」

ある保健専門家はデルタ株が原因で、学校はこれから厳しい1年を迎えることになるだろうと述べています。

元CDC所長代理のリチャード・ベッサー博士
「去年は子供たちを隔離することでなんとか切り抜けることができた。あるクラスで感染者が出ても、そのクラスを隔離すれば、感染が他のクラスに広がる可能性は高くなかった。だがこのデルタ株の場合、そううまく行くとは限らない。多くの学校が閉鎖されることになると思う」

8月12日、全米最大の教員組合NEA(全米教育協会)は、組合員の90%がワクチン接種済みであるとしつつも、組合員全員に対するワクチン接種または定期的検査の義務化を支持しました。

フロリダ州のロン・デサンティス知事は、ウイルス感染者の増加に対処するため、モノクローナル抗体治療を行う緊急対策チームを立ち上げています。

臨床試験によると、この治療法によって入院の可能性を70%減らすことができるそうです。

フロリダ州のロン・デサンティス知事
「これは、COVID-19(中共ウイルス)感染者にとって今までで最も効果的な治療法だ」

この薬は、点滴又は注射で投与されるもので、バイオ医薬品メーカーのリジェネロン・ファーマシューティカルズ社が製造しています。この薬は人工の抗ウイルス抗体を濃縮したもので、高リスクの人々を対象にしています。

フロリダ州のロン・デサンティス知事
「肝心なことは、高リスクに分類された人がCOVID(中共ウイルス)に感染したとき、重症化する前にこの薬を投与することだ。重症化する前ならこの薬が効く可能性はきわめて高い」

デサンティス知事は、昨年の秋にトランプ前大統領が感染した際に、この治療法で助かったと述べています。トランプ氏は数日で回復したと報じられています。

デサンティス知事は、将来的にはモノクローナル抗体が標準的治療法の一つになるとの考えを示しています。

〈字幕版〉

 
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