中共政権は不祥事のあった遼寧ボラエンタープライズグループ(宝来企業集団)を接収しました。同グループは目下税務調査を受けており、重い罰金が科されるか、場合によっては閉鎖される可能性もあります。報道をご覧ください。
中国の民間石油精製企業、遼寧ボラエンタープライズグループ(宝来企業集団)は中共政権に接収されました。
トレシス社チーフエコノミスト ダニエル・ラカジェ氏
「今中国で起きている最大の問題は、中国が投資家に極めてネガティブなサインを出していることだ」
中国東北部にあるこの企業の工場が、現在進められている税務調査の最中に最悪閉鎖される可能性があります。
トレシス社チーフエコノミスト ダニエル・ラカジェ氏
「私が思うに、懸念されているのは、政府が簡単に民間企業を接収したり、節度なく民間企業に介入したりするということだ」
問題の会社は多額の未納税金があります。盤錦市にあるこの工場は、民間の石油精製企業に対する政権の取り締まりの焦点となっています。
当局は、税法違反の他にも環境規制に対する違反があったと考えています。
トレシス社チーフエコノミストのダニエル・ラカジェ氏
「問題は、法規則や環境規制に違反したということではない。そのようなことがあったとしても、それはたいした事ではない。問題は、政権がそれらを口実に、独立した民間会社に介入するということだ」
遼寧ボラエンタープライズグループは中国最大の石油精製業者で、年間で2000万トン以上の処理能力があります。従来、この事業分野は規制が緩く、どの会社も利益を上げるために税法上の抜け穴を利用していました。
ブルームバーグは匿名希望の消息筋の話として、遼寧ボラは8月から政府の管理下に置かれていると報じました。