米税関・国境警備局(CBP)は8月19日、アラスカ州のアンカレッジ空港で中国から輸送されてきた3千枚以上の偽造ワクチン接種証明書を押収したと発表しました。
ここ1週間でアンカレッジ空港の税関当局により、およそ150個の中国から輸送されてきた小型包装物が押収されました。いずれも同じ差出人であり、各包装箱におよそ20から25枚の偽造ワクチン接種証明書が入っていました。これらの偽造接種証明書は、米国疾病予防管理センター(CDC)が発行しているワクチン接種証明書と非常に似ているものの、粗悪品となってます。
米当局が中国から輸送されてきた偽造ワクチン接種証明書を押収したのは、今回が初めてではありません。8月13日にも、米税関当局によりテネシー州メンフィスの貨物施設で中国から輸送された偽造ワクチン接種証明書3,600枚が発見されています。
米連邦捜査局(FBI)は、米国で偽造ワクチン接種証明書を購入、販売、または使用することは犯罪であり、罰金及び5年以下の禁固刑が科されると警告しています。