ロックダウン中の江蘇省揚州市で暴行事件

中共ウイルス「デルタ株」の感染拡大が止まらない江蘇省揚州市で、先日暴力事件が発生しました。

揚州市公安局によると、8月21日午前10時35分、ある男性が、当局が設置した検問所で、感染防止の手順を踏まずに電動バイクで突破しようとしました。ボランティアスタッフに止められたたため、先にスタッフを殴り、衝突が発生したとしています。

ネット上に公開された動画では、赤いベストを着た5人のボランティアスタッフが男性の手足を掴んで制圧しています。もがいているところをスタッフの一人が男性の頭と胸を思い切り踏んづけました。男性は気絶し、動かなくなりました。

その後、男性は病院に搬送されました。

現場付近の住民は大紀元に対し、ボランティアスタッフたちは頭を蹴るなどして男性を激しく痛めつけていたが、このことは却って政府の管理能力が低すぎることを証明したと語りました。

この事件は、中国のネット上で怒りを巻き起こしました。

「男性はすでに制圧されているのに、コメカミと心臓部位を蹴る必要があったのか?ボランティアスタッフとして、こうするべきなのか?」

「人々の問題を解決してあげようとしていたら、誰も検問所を突破する必要はないだろう」

中国のある弁護士は大紀元に対し、ロックダウンワクチン接種に際し、関連部門や職員が権力を乱用しているため、人々の不満を引き起こしていると述べています。

また、庶民は一般的に法律問題についてはあまり理解していないものの、自分たちの自由と権利が侵害されたと感じており、それが衝突につながりやすいとも述べています。

この事件が起きた場所は、中共ウイルス「デルタ株」の感染が拡大している揚州市内の「中リスク地域」に分類されている地域です。7月末からロックダウンが続いているため、ほとんどの家庭は食料が底をついており、人々は精神的に追い詰められています。

さらに、食料は自分で購入することは許されず、政府が指定した店でしか買うことができません。送られてくる野菜は値段が高いうえ、量が表示より少ないのもあり、芽が出たジャガイモや腐った野菜も入っているといいます。

 
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