中共当局は、中国でのワクチン接種は希望者だけを対象としたものだと言っていますが、当局が強制的にワクチンを接種させているという報告があります。90歳以上の高齢者も、接種の対象となっています。
中国で、強制的なワクチン接種の報告が相次いでいます。8月26日の時点で地方政府は中共政権のワクチン接種目標を達成するために強圧的な手段を使っているようです。高齢者や障害者であっても免れることはできません。
中国北部河南省のある住民は地元の役人が彼女の義母にワクチン接種を強制しようとしたことをNTDに語りました。
個人情報を保護するため、偽名を使用しています。
河南省在住の陳莉さん
「ワクチン接種は希望者だけじゃないの?」
地元の役人
「いや、義務だ」
河南省在住の陳莉さん
「誰が言ったの?」
地元の役人
「政府が義務だと言っているんだ」
しかし、中共の国家衛生健康委員会は中国のワクチン接種プログラムは希望者を対象としたものだと繰り返し述べています。
陳莉(ちん・り)さんによると、彼女の義母は70代で、既に病弱だったため、ワクチン接種を希望しませんでした。
それにもかかわらず、地元政府の担当者が自宅にやってきて、ワクチンを注射するために義母を家の外に無理やり連れ出したのです。
義母はなんとか逃げましたが、その後当局者は一家を脅し始めました。
陳さんは彼女自身障害を持っていると言います。事件の後、当局者がまたやってくるのではないかと怯えながら、義母とともに家に籠らざるを得なくなりました。
中国南東部福建省のある住民の話によると、彼の友人は10年前に脳卒中で倒れ、歩くのも困難な状態なのですが、やはりワクチンを接種させられました。
福建省在住の金さん
「これはとても危険で、彼にとっては命懸けのことだ。彼は病院まで歩いて行くこともできない。200~300メートルも歩けない」
金さんによると、友人の93歳の父親も例外ではなかったと言います。
福建省在住の金さん
「こんな歳なんだから、ワクチは打たない方がいい。彼は40年も50年もずっと高血圧なのだ」
金さん自身も、地元の役人が家にやってきました。金さんは自分が高血圧であることを説明しましたが、地元の役人はほとんど意に介しませんでした。
金さんもワクチンを強制的に打たれてしまいました。
湖北省のあるネットユーザーは、ワクチン接種を拒否したため、地元警察に薬物使用の容疑をかけられ、仕方なく薬物検査をしたといいます。