ドイツ在住の水利専門家、王維洛氏は先日取材を受けた際に、中共統治下の庶民の飲用水基準は、ドイツの汚水処理後の水質基準と同じだと明かしました。
米国のラジオ放送局「希望の声」の取材を受けた王維洛氏は、中共の治水分野には多くの問題が存在しており、現在の中国の水質汚染は想像を絶するレベルに達していると語りました。中共は水質は悪くはないと主張していますが、それは環境と汚水処理によって水質が改善されているからではなく、水質基準が緩和されたからです。
ドイツ在住の水利専門家、王維洛氏
「2008年にオリンピックが開催されたとき、北京市の飲用水はオリンピック競泳場の水質基準にも満たなかったため、北京オリンピック水泳競技会場となった国家遊泳センターに水処理システムが別途設置されたのだ」
つまり、北京の庶民の飲用水は、もう1回濾過しなければ国際水泳連盟のプール水質基準すらクリアできないということです。
また王維洛氏は、中国には現在、2006年国際水泳連盟のプール水質基準に合格できる水道水を提供できる浄水場は存在せず、中国で今飲まれている水は、ドイツの汚水処理場で処理されたばかりの水と同等だと明かしています。