中国山東省済南市在住の男性が、中国カンシノ・バイオロジクス社製新型コロナワクチンを接種したところ体調を崩し、白血病と診断されました。
9月4日、宮東昇(きゅう・とうしょう)さんはウェイボーに2件のメッセージを投稿しました。
7月21日に白血病と診断された宮東昇さんは、その前にカンシノ製の新型コロナワクチンを接種していました。
山東省済南市在住の宮東昇さん
「ワクチンを打ったからだ。5月8日にワクチンを打った。それからずっと体調が悪く、7月20日に嘔吐して倒れた。21日に病院で検査したら、白血病だと診断された」
新唐人記者
「5月8日より前、ワクチンを打つ前のあなたの体調はどうだったのか」
宮東昇さん
「もちろん正常だった」
今年36歳の宮東昇さんはウェイボーの自己紹介欄に「発症するまではずっと国を愛していた。私は祖国を愛していたのに、こんな風に私を捨てるなんて」と投稿しています。
山東省済南市在住の宮東昇さん
「病院は治療はするが、他のことは面倒を見ない。疾病予防管理センターは(ワクチンが原因だとは)認めない。済南市の衛生健康委員会も認めないし、ワクチンメーカーも認めない。薬代は自己負担だ。前期治療は化学療法が必要で、毎月平均して10万元(約170万円)ほどかかる。後期治療にも化学療法が必要で、おそらく毎月5万元(約85万円)前後かかるだろう。それに移植費用や拒絶反応の薬、看護費用などがかかる。こうした費用もバカにならない」
済南市疾病予防管理センターはすでに、宮東昇さんの白血病はワクチンと関係ないとしています。当局が残している記録は、宮東昇さんが署名した「接種希望」承諾書と、接種当日の「異常なし」報告ですが、宮東昇さんは報告書の内容は嘘だと指摘しています。
山東省済南市在住の宮東昇さん
「彼らが書いた報告は無責任なところがある。私は彼に、打った後で腕が痛くなり吐き気がしたと伝えた。しかし彼は『打った後に異常はなく、30分後に立ち去った』と書いた。しかも専門家の判断により、ワクチンは関係ないと書かれていた。全部デタラメだ」
陝西省延安市馮荘郷高荘村の蒋志福さんも同じような経緯をたどっています。
今年57歳の蒋志福さんはこれまでずっと健康体でしたが、6月1日に新型コロナワクチンを接種してからずっと体調がすぐれず、6月12日に延安市中医院で急性非リンパ性白血病と診断されました。
匿名 関係者
「当時は彼は、衛生院に自分で(ワクチンを)打ちに行った。ずっと熱が出ていて胸が苦しく、汗が流れたりしてずっと体調が悪かった。病院へ行くと医者は正常な反応だと言い、物理的に熱を下げるか咳止めの薬を買えと言った。治らないので、最後に延安に行って、延安医院で検査を受けたら、白血病だった。すでに入院費として30万元(約500万円)近く支払った」
中央電視台や環球時報といった党メディアは最近、韓国のある男性がファイザーのワクチンを接種後に急性骨髄性白血病と診断された件に注目していますが、宮東昇さんと蒋志福さんの件はどのメディアも報じていません。
山東省済南市在住の宮東昇さん
「私もウェイボーに投稿したが、どうやらブロックされたようだ。こういう話をテレビ局に電話で話しても、テレビ局が受け入れるとは限らない」
当局は、白血病とワクチンとの因果関係を認めていません。これは宮東昇さんと蒋志福さんが損害賠償を受けられないことを意味しています。農村健康保険「新農合」には限度額が設定されているため、高額の医療費が彼らをさらに苦しめています。
山東省済南市在住の宮東昇さん
「入院と言われても、今日私は帰宅する。もう治療するお金がない。私は今仕事ができず、父親はもうすぐ70歳で、家業は農業だ。つまり、今後は治療もできなくなるかもしれない。今日はあなたと電話が通じても、次に電話をくれた時にはもういなくなっているかもしれない。ワクチンを打ったことを本当に後悔している。ワクチンは私の人生を台無しにした」
今の彼らが唯一助けを求められるプラットフォームがウェイボーですが、ウェイボーで助けを求めているのは彼らだけではありません。
9月4日に深圳在住の「晨粒冰」(しんりゅうひょう)さんは、「私は6月18日にシノバック製のワクチンの二回目接種をした。その後体調を崩し、7月31日に南方医科大学深圳医院で、急性リンパ性白血病と診断された」と投稿しています。ネット上で色々調べた結果、「晨粒冰」さんは多くの人がワクチン接種後に白血病と診断されていることに気づきました。連絡が取れた患者はすでに100人を超えているといいます。
ツイッターと中国の検索エンジンの百度(ばいどぅー)にも、中共ウイルスワクチンの接種後に白血病と診断された例が多く投稿されています。しかし、当局はほぼ「複合要素」として処理しており、ワクチンと白血病との因果関係を追跡調査している機関は現時点ではまだありません。