中国の遺伝子解析最大手・BGI(華大基因)が中共軍と協力して開発した出生前検査を利用して、外国人の遺伝子データを大量に収集しているという疑惑について、複数の国で調査を行っています。
今年7月、BGIが中共軍と協力して共同開発した「非侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)」の売れ筋商品「NIFTY」を利用して、世界50数か国の女性840万人の遺伝子データを収集した疑いがあると報じられました。
これを受け、ドイツ、カナダ、豪州などの規制当局は、遺伝子検査データの保護問題について調査していると発表しました。カナダの規制当局は現地の女性に対し、プライバシーが確保されている他の機構から遺伝子検査を受けるよう薦めています。
米国の政府顧問は今年3月に、BGIが膨大なゲノムデータベースを収集し、さらに人工知能を使って分析していると指摘し、将来的に米国にとって無視できない危害をもたらす可能性があると警告しました。