米国ではワクチン接種後の副反応について、医師が全てのケースを追跡し報告することになっています。医師の記録には正確性が求められます。しかし政府の内部告発者と称する人物が撮影した動画はこの点に大きな疑問を投げかけています。
ジョディ・オマリー氏はアリゾナ州フェニックスで米国保健福祉省(HHS)の出先機関であるインディアン保健局に勤務する正看護師であると言います。
プロジェクト・ベリタスが公表したこの動画は、オマリー氏が新型コロナワクチンの副反応が無視されていると語る同僚たちを密かに撮影したものです。
米国保健福祉省所属 ジョディ・オマリー看護師
「ここでワクチンを接種した人で…」
同僚 ディアナ・パリス看護師
「その後副反応で病気になった人?いっぱいよ!自分でも見たことがある?」
米国保健福祉省に所属するジョディ・オマリー看護師
「ええ・・・VAERS(ワクチン有害事象報告システム)への報告は誰が書いているの?」
同僚 ディアナ・パリス看護師
「誰も書いてないわよ。あんなもの、書くのに30分以上かかるんだから!」
ワクチン有害事象報告システム(VAERS、Vaccine Adverse Event Reporting System)とは、医師がワクチン接種後の副反応を報告するための連邦システムです。
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、「医療機関は新型コロナワクチン接種後の副反応をVAERS(ヴェアス)に報告する必要がある」としています。
次の動画では、もう一人の医師がジョディ・オマリー氏に、同僚医師がCDCのこの要求を無視していると語っています。
米国保健福祉省所属 ジョディ・オマリー看護師
「報告を書いている人は何人ぐらいいるの?」
救急外来 マリア・ゴンザレス医師
「誰も書いていないわ」
米国保健福祉省所属 ジョディ・オマリー看護師
「そうなんだ!」
救急外来 マリア・ゴンザレス医師
「皆問題をうやむやにしたいからよ」
インディアン保健局も米保健福祉省も、NTDの質問に回答していません。
オマリー氏は、動画の中で顔を隠されている患者が副反応を起こしたと主張していますが、このケースは報告されていません。
マージョリー・テイラー・グリーン下院議員はTwitterでこの動画をシェアして、「調査を求める」と投稿しました。
また、アリゾナ州のケリー・タウンゼント上院議員は、アリゾナ州議会議員に調査を呼びかけています。
オマリー氏を支援するための募金活動には、既に40万ドル(約4400万円)以上の寄付が集まっています。
募金活動の担当者は、オマリー氏の俸給、医療補助、年金、看護師としてのキャリアが危険に晒されていると述べています。
プロジェクト・ベリタスは9月22日に「新型コロナワクチン曝露」シリーズ第2弾を公表すると述べました。