米陸軍長官は10月11日、ワシントンD.C.で開かれた米陸軍協会(AUSA)の年次総会で演説を行い、米軍は厳粛に省みる必要があり、現在戦略的に重要な岐路に立っていると述べました。
クリスティン・ウォーマス陸軍長官は、米国は依然としてロシアや北朝鮮などが引き起こす様々な課題に直面しているとしながら、「特に、中国によってもたらされる課題が顕著であり、我々はその課題に対応するための変革を要する」と強調しました。
ウォーマス氏は米陸軍に対して、中共軍との軍事衝突についての考え方を改めるよう求めています。長距離ミサイルをアップグレードするだけでは不十分だとしています。
また、もし米国が中共やロシアを抑止できなければ、「米国内部から攻撃される可能性もある」との認識を示しました。
ウォーマス氏は、「過去20年間、米国がテロリストへの対応に追われている間、中国とロシアは米国の戦争のやり方を学習した。彼らは軍隊を近代化し、高度な宇宙、サイバー、偽情報(プロパガンダ)の能力を構築した。だからこそ、米軍はこれらの課題にどのように立ち向かうかを真剣に考える必要がある」と強調しました。