中露軍艦 津軽海峡を同時通過

10月18日、中国ロシアの軍艦計10隻が、日本の津軽海峡を航行しました。津軽海峡は、日本の本州と北海道を隔てる海峡です。

防衛省統合幕僚監部は18日、中国とロシアの海軍艦艇が日本の津軽海峡を同時に通過したと発表しました。日本政府はこのような活動を注視していると表明しています。津軽海峡は、国際水域と指定されています。

磯崎仁彦官房副長官
「中国海軍艦艇とロシア海軍艦艇、同時に津軽海峡を通過することを確認したのは、おっしゃる通り、今回が初めてということでございます。政府としましては、このような中国海軍艦艇及びロシア海軍艦艇による我が国周辺での活動、これにつきましては高い関心を持って、注視を致しております」

防衛省報道官は、今回の運航は日本の領海を侵犯しておらず、国際法上にも違反していないと述べています。

日中関係をめぐっては、尖閣諸島の領有権をめぐる主張の対立が長期化しています。日本は、ロシアとも領土問題を抱えています。また、中国とロシアの欧米との関係が悪化するなか、両国は近年関係強化の動きが推し進められています。

先週、中国とロシアはロシア極東ウラジオストク近くの日本海で軍艦や複数の航空機を使った合同軍事演習を行いました。

 
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