ニューヨーク市では、10月29日から市の全職員を対象に中共ウイルスのワクチン接種が義務付けられます。応じない場合、11月1日から無給休暇扱いとなります。ワクチン義務化に反対し、消防士や警察官など、ニューヨーク市の公務員が連日大規模抗議を行っています。28日、デブラシオ市長の自宅前にはニューヨーク市職員や市民が集まり、抗議運動を展開しました。
集会では、ニュー ヨーク市消防局のメンバーが中心となり、消防士の仕事に対する献身的な姿勢について言及し、無給休暇扱いをもってワクチン接種を強要するといった市長の決定は狂っていると訴えました。
制服消防士協会(Uniformed Firefighters Association)副会長 ボビー・ユースタス氏
「私たちは強制に反対し、選択を尊重する。予防接種を受けたくない人を支持し、予防接種を受けた人も支持する。そのために、私たちはここにいる」
制服消防幹部職協会の副会長は、ニューヨーク市の消防隊員のCOVID-19(中共ウイルス)感染率は、市の平均値よりも大幅に低いと指摘し、多くの消防士がすでに体内に抗体を持っていると考えています。
制服消防幹部職協会(Uniformed Fire Officers Association)副会長 ジェームズ・マッカーシー氏
「何千回もの検査を行ったが、その中で、ニューヨーク市の消防隊員と消防幹部の感染率は0.5%以下だ」
集会に参加するために、ボストンから駆けつけた人もいます。
国際消防士協会(International Association of Fire Fighters)会長 エドワード・ケリー氏
「ニューヨーク市の消防士は公平に扱われるべきだ。彼らには、ニューヨーク市と話し合い、彼ら全員にとって公平な政策を交渉する権利がある」
制服消防士協会のアンドリュー・アンスブロ会長は27日、ワクチンの義務化により市内の消防署の3割から4割を閉鎖しなければならない可能性があると述べました。
ニューヨーク市の消防士 ポールさん
「私は横暴な強制に反対するためにここに来た。これは、権利法案や憲法で保障されている全ての公民権に違反するものだ」
退職した元消防士 Kieran Burkさん
「私は彼らの自由を支持するのは重要だと思う。この国は自由の上に成り立っている。私は個人的にワクチンを接種しており、ワクチンに反対しているわけではない」
抗議集会には、他の部門の公務員も参加しました。
ニューヨーク都市圏交通局職員
「米国は自由な国、自由な土地であるはずだ。選択の自由があるはずだ。ここはロシアでも中国でも、私の祖国ベネズエラでもない」
集会参加者の中にはニューヨーク市の公立学校の教師もおり、彼らはワクチンを接種していないため、10月4日から無給休暇扱いとなっています。
ニューヨーク市クイーンズ区の公立学校教師 スーザン・スンさん
「市の他の職員らもこれに反対し立ち上がるべきだ。彼らも私たちと同じように、市がみんなの選択を尊重してくれることを願っているからだ」