フロリダ州は連邦政府の受託業者に対するワクチン接種の義務化をめぐり、バイデン政権を提訴しています。ロン・デサンティス知事は、この命令は違憲であるだけでなく、人々の生活の糧を奪うものであると述べています。
フロリダ州当局は、バイデン大統領、NASA、および連邦政府の調達に関わる複数の当局者を相手に、フロリダ州の連邦地方裁判所に訴訟を提起しました。
フロリダ州は連邦政府の受託業者に対する義務化の仮差し止め命令も求めています。
フロリダ州知事 ロン・デサンティス氏(共和党)
「フロリダ州では、誰でも生計を立てる権利があります。このようなワクチン接種を理由にその権利を否定してはなりません。私たちは、今フロリダ州で働いている人々を守りたいのです。この人たちはずっと働いてきたのに、今になって突然お払い箱にされるというのですか?」
バイデン大統領のワクチン義務化命令により、連邦政府の受託業者全員が12月8日までにワクチンを接種することが義務づけられました。NASAやその他の機関はフロリダ州と契約することが多いため、デサンティス知事はこの命令がフロリダ州に大きな影響を与えると述べています。
フロリダ州知事 ロン・デサンティス氏(共和党)
「連邦政府が権力の範囲を超えて介入してくることも認められません。連邦政府が受託業者に対して行っていることの中には、契約を書き換えて、通常の契約を公衆衛生政策に変えてしまうようなものもあります。これは州議会が許可したものではありません」
デサンティス知事はこのようなワクチンの義務化は、人々が職を失い、経済を混乱させることになると指摘しています。
フロリダ州知事 ロン・デサンティス氏(共和党)
「私たちが直面しているサプライチェーンの問題が、これで解決すると思うのですか?これがガソリン価格の低下につながると思いますか?私たちが目にしているこれらの問題がこれで解決すると思いますか?むしろ状況を悪化させるだけです」
デサンティス知事はまた、フロリダ州議会がまもなく特別議会を開くと述べています。ワクチン接種の義務化から労働者を守るための法案を中心に審議する予定です。