2021年の中国富豪ランキングが発表されました。馬雲(ジャック・マー)氏と馬化騰(ポニー・マー)氏は、ランキングトップ3から転落し、恒大集団創業者の許家印氏は資産の減少幅が今回のランキングで最大となりました。
中国の長者番付「胡潤百富(フージワーフ)」 が10月27日、中国の今年の富豪ランキングを発表しました。アリババグループの創業者、馬雲氏の資産は、この1年間で約1450億元(約2兆5800億円)減少し、前年の首位から5位に後退しました。
テンセントの創業者、馬化騰氏の資産は、昨年から約730億元(約1兆3000億円)少ない3170億元(約5兆6400億円)となり、昨年の2位から4位に後退しました。
経営危機に陥った「恒大集団」の創業者・許家印氏は、今回のランキングで、資産減少幅が最大でした。許氏の資産額は1620億元(約2兆8800億円)減少し、730億元(約1兆3000億円)となり、5位から70位に転落しました。
中国の飲料水最大手・農夫山泉の創業者、鍾睒睒(しょう・せんせん)氏の資産額は、昨年より約7%増の3900億元(約6兆9400億円)で、初めて中国一の富豪となりました。
動画投稿アプリTikTokの親会社、バイトダンス(北京字節跳動科技)の創業者、張一鳴氏は、資産額が昨年の2.1倍の3400億元(約6兆500億円)となり、30位から一気に2位に上昇しました。
昨年のランキングで1位と2位を占めていた馬雲氏と馬化騰氏は、事業が政策による打撃を受け、今年はTOP3から転落しました。