中国の内モンゴル自治区のある県では、強制的な隔離措置が実施されています。現地では、食料が不足しているとの声も聞かれ、深刻な状況に直面しています。しかし、中共当局の関心事ではないようです。
中国の一部の地域では、強制的な隔離とロックダウンが行われており、住民は食料が不足していると訴えています。しかし、当局からの援助は十分とは言えないようです。
これは、内モンゴル自治区のある県の状況です。
中共の官製メディア・中央電視台(CCTV)によると、内モンゴル自治区の観光地エジン旗は現在、中共ウイルス感染の高リスク地域に指定されており、多くの地区がロックダウン状態に置かれています。
エジン旗を訪れた観光客が大紀元に語ったところによると、彼はホテルでの10日以上の隔離を強いられ、食料を手に入れるのが困難な状況にあると述べています。彼の身元を守るために仮名が使用されています。
観光客 吳さん
「10月21日以降、政府が1日1食、無料で弁当を配布している。それ以外の食事は、自分で注文しているが、今では配達業者もますます少なくなっている。なぜなら、飲食店はますます食料調達が難しくなっており、購入することも出来なくなっているからだ」
呉さんは、すべての費用を自己負担しなければならず、また隔離期間について誰も知らせてくれないと言います。
観光客 吳さん
「このまま続けば、飲食店も食料を購入することが出来なくなり、状況は深刻化の一途を辿ることになる。25日からは、スーパーマーケットも開いていない」
エジン旗の住民も同様に、大紀元に対して十分な食料がないと語っています。
エジン旗住民 白さん
「隔離が始まって今日で10日経過した。政府は、インスタントラーメンなどの食事やハム、またマスクを無料で提供しているが、まったく充分とは言えない。仕方がない」
取材当日、国家衛生健康委員会は中国国内の総症例数の半分以上が内モンゴル自治区からのものであると発表しました。