アメリカン航空は、10月の最後の週末、約2000便が欠航となりました。さらに、11月1日月曜日の朝も新たに300便が欠航し、200便に遅延が生じました。アメリカン航空はワクチン義務化が原因ではないと主張していますが、人員の手配がネックになっていることは認めています。
先週の金曜日から日曜日までの3日間、アメリカン航空では約2000便が欠航となりました。11月1日の朝、さらに約300便の欠航が生じました。
アメリカン航空の責任者は、11月2日にはかなり改善するだろうとFoxニュースに語っています。
乗客 ジェシカ・ザヤコスキーさん
「イライラする。アメリカン航空だけでなく、2週間前にサウスウエスト航空でも同じことがあった。欠航が続いているので、今のところここにいるしかなく、しばらく足止めされたままだ」
乗客 ハリエット・ダークスさん/フランシス・ジェンセンさん
「とてもイライラする。アメリカン航空は最悪だ。二度と利用しない」
最高(業務)執行責任者(COO)のデービッド・セイモア氏は書簡の中で、多くの欠航はダラス・フォートワース空港での強風によるものだと述べています。通常の運航スケジュールが乱れたため、人員が不足しているとも述べています。
10月31日(日曜日)の欠航便の約3分の2は、アメリカン航空が必要な場所に十分な乗務員を手配できなかったためです。それ以外のほとんどの欠航便は、パイロットの不足によるものでした。
ワクチンの義務化によって人員の確保が懸念されていましたが、旅客機パイロット協会は、今回の欠航はそれとは関係ないとしています。同協会の広報担当のデニス・テイジャー氏は、管理体制の悪さの方が問題であり、乗務員が飛行機に適切に配置されていないため、乗務員も乗客と同様にホテルを見つけるのに難儀していると述べています。